年末年始の新幹線は、一年でもっとも混み合う時期のひとつです。満席で乗車できない、といった事態を避けるには、「いつから買えるか」と「どの新幹線に乗るか」の2つを先に押さえておくことが大切です。
この記事では、指定席の発売ルールや「のぞみ」が全車指定席になる期間を解説し、1か月前より早く予約するための事前受付の方法を区間別に整理します。日程はすべて2026年末〜2027年始のものです。
新幹線の乗り方そのものは、新幹線の乗り方完全ガイド2026にまとめています。
きっぷは乗車日の1か月前・午前10時から
新幹線の指定席は、乗る列車が始発駅を出発する日の1か月前(前月の同じ日)の午前10時から、全国一斉に発売されます。前月に同じ日が無いときは、その月の1日が発売日です。
年末年始の主な乗車日なら、発売日は次のようになります。12月25日乗車分は11月25日、1月1日乗車分は12月1日、1月5日乗車分は12月5日に、いずれも午前10時から発売されます。前月に同じ日が無い大晦日(12月31日)に乗る場合は、発売は12月1日です。
混み合う時間帯は発売初日の午前10時で埋まることがあります。年末年始に新幹線を使うなら、乗車日の1か月前の朝が基本です。
年末年始の「のぞみ」は全車指定席(12月25日〜1月5日)

2026年12月25日(金)から2027年1月5日(火)までは、東京〜博多間を走るすべての「のぞみ」が全車指定席になります。この期間、のぞみに自由席はありません。
自由席特急券では、のぞみの座席には着席できません。普通車のデッキなどは利用できますが、混雑時は希望の列車に乗ることができないこともあります。年末年始にのぞみに乗るなら、指定席の確保が前提です。
一方、同じ期間中も「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」には、これまでどおり自由席があります。
のぞみは12月25日〜1月5日は自由席なし。この期間に確実に座席を確保するには、指定席の予約が前提です。
発売日前に席を押さえる方法(区間別)

発売日(1か月前の午前10時)より前に席を押さえたいときは、乗る新幹線の区間によって使う仕組みが変わります。
区間(主な列車) | 購入サイト | いつから予約できるか | 座席の確約 |
|---|---|---|---|
東海道・山陽(のぞみ・ひかり・こだま など) | EX予約・スマートEX | 乗車1年前(前年同日)の午前5時30分(一部商品) | 乗車1か月前の午前8時に確定 |
東北・北海道・上越・北陸 など | えきねっと事前受付 | 発売日の1週間前(同曜日)午後2時〜乗車1か月前9:54 | 確約なし |
年末年始の「のぞみ」は、えきねっとの事前受付の対象外です。東海道・山陽新幹線はEX予約・スマートEXを使ってください。
EX予約・スマートEXの1年前予約は、一部の商品・限られた座席数が対象です。大きな利点は、乗車1か月前の午前8時に座席が決まること(1か月前の一般発売10時より2時間早い)です。山陽区間は、JR西日本のe5489(J-WEST会員向け)からも事前の申し込みができます。
えきねっとの事前受付は、JR東海・四国・九州の区間を含む列車には利用できません。年末年始の「のぞみ」が対象外になるのはこのためです。また「年末年始だけ特別に早く受け付ける」仕組みはなく、いずれも一年を通じた通常の受付です。
発売当日の「10時打ち」と会員登録
発売初日の午前10時ちょうどを狙うことを、俗に「10時打ち」と呼びます。駅の窓口で買う場合も、えきねっとの事前受付も、この午前10時の発売を狙う点は同じです。
えきねっとの事前受付は座席を確約しません。満席であれば確保できないこともあります。一方、EX予約・スマートEXは乗車1か月前の午前8時に座席が確定するため、10時を待たずに席が決まります。
利用には会員登録が必要です。えきねっととスマートEXは無料、EX予約は有料の会員制、e5489はJR西日本のJ-WEST会員向けです。
今シーズンの臨時列車・混雑ピークは発表待ち

年末年始は毎年、JR各社が臨時列車を増発します。下り・上りの混雑ピークや終夜運転の有無も、この時期に発表されます。
ただし2026〜2027年の年末年始の運転計画は、本記事の執筆時点(2026年10月上旬)ではまだ発表されていません。例年は10月中旬から下旬にかけて各社が公表します。発表されしだい、最新の情報を確認してください。
年末年始の席を確保する3つの要点
年末年始に新幹線の席を確保するうえで押さえたいのは、次の3点です。指定席は乗車日の1か月前の午前10時から発売されること。12月25日から1月5日までは「のぞみ」が全車指定席で、自由席が無いことです。
そして、1か月前より早く予約するなら、東海道・山陽新幹線はEX予約・スマートEX、東日本方面はえきねっとの事前受付、と区間で方法が分かれることです。
のぞみはえきねっとの事前受付の対象外なので、EX予約・スマートEXを選んでください。今シーズンの臨時列車や混雑ピークはこれから発表されますが、確実な混雑対策は1か月前の指定席予約に尽きます。