毎年秋、東京・神保町の古書店街が一年でいちばんにぎわうのが、この神田古本まつりです。2026年は「第66回 東京名物 神田古本まつり」として、10月23日(金)から11月1日(日)まで開かれます。
靖国通りの歩道に約500メートルの「本の回廊」が現れ、100台を超えるワゴンにのべ100万冊余の古本が並びます。神保町駅を出た瞬間から本の壁が続きます。ほかの街にはない10日間です。
この記事では、2026年の日程と開催時間、雨の日の扱い、会場の場所、そして膨大な数の中からお目当てを見つけるコツまでを、主催者の発表にそってまとめます。同じ時期に各地で重なる行事は、日本の秋祭り・秋のイベントまとめ もあわせてご覧ください。
屋外の「青空掘り出し市」は雨天中止で、雨の日はワゴンが出ません。雨の日に屋内で本を探したいなら、10月23〜25日に東京古書会館で開かれる特選古書即売展が頼りになります。
2026年の開催概要
まず、主催者である神田古書店連盟が発表した基本情報を一覧にまとめます。開催期間と時間は青空掘り出し市(屋外のワゴン)のものです。
項目 | 内容 |
|---|---|
名称 | 第66回 東京名物 神田古本まつり |
開催期間 | 2026年10月23日(金)〜11月1日(日)(10日間) |
開催時間 | 10:00〜18:00(最終日11月1日は〜17:00) |
雨天時 | 雨天中止(屋外のワゴンは出ません) |
会場 | 神田神保町古書店街(靖国通り沿い) |
主催 | 神田古書店連盟(共催:千代田区) |
問い合わせ | 神田古書店連盟 TEL 03-3293-0161 |
開催期間は10日間と長めです。晴れの日を選んで訪れると、いちばんにぎわう様子を楽しむことができます。
靖国通りの「本の回廊」

メイン会場は、神保町交差点を中心にした靖国通り沿いです。東京都の案内では、位置の目安として駿河台交差点と専大前交差点のあいだの区間が挙げられています。
この歩道沿いに、各古書店が出すワゴンがずらりと並びます。その長さは約500メートルにおよび、「本の回廊」と呼ばれます。常設の古書店が通り沿いに軒を連ねる神保町ならではの光景です。
店ごとに得意なジャンルが違うため、ワゴンの品ぞろえにもそれぞれの個性が表れます。文学全集や美術書、文庫、洋書、絵はがきまで、歩くだけでも飽きません。
雨天中止と雨の日の備え
屋外の青空掘り出し市は雨天中止です。雨の予報が出ている日は、ワゴンが出ないことを前提に予定を組んでください。
雨の日でも屋内でじっくり本を探したいなら、特選古書即売展がねらい目です。開かれるのは10月23日(金)〜25日(日)の3日間だけです。この期間を過ぎた雨の日に頼りになるのは、各店の判断で営業する常設の古書店です。常設店の雨の日の営業状況は主催者から発表されないため、行きたい店は事前に確認しておくと安心です。
雨の日の過ごし方は、あわせて 雨の日の東京・屋内で楽しむ過ごし方 も参考になります。
100万冊からの古本の探し方

のべ100万冊という数を前にすると、どこから手をつけるか迷います。まずは「今日は何を探すか」をひとつ決めてから歩くのがおすすめです。
屋内でじっくり探したい人には、特選古書即売展が向いています。会場は東京古書会館の地下ホールで、開催期間の前半にあたる10月23日(金)から25日(日)まで開かれます。時間は10:00〜18:00で、最終日の25日は17:00までです。希少な本が集まる即売会なので、目当ての分野がある人はここから回ると効率的です。
屋外のワゴンは、文学・歴史・美術・サブカルチャーなど、店によってジャンルの傾向があります。最初からすべての背表紙を見ようとせず、興味のあるジャンルを扱う店に的をしぼると、目当ての本を見つけやすくなります。開催期間は10日間あるので、一日で回りきらず、何度か足を運ぶのも神保町らしい楽しみ方です。
同時開催の神保町ブックフェスティバル

同じ神保町で、神田古本まつりの期間中に「本の街 神保町ブックフェスティバル」も開かれます。2026年は第34回で、10月24日(土)と25日(日)の2日間のみの開催です。両日とも10:00〜18:00で、こちらも雨天中止です。
ただし、この2つは別のイベントです。神田古本まつりの青空掘り出し市が靖国通りなのに対し、ブックフェスティバルの会場は神田すずらん通り・さくら通りで、主催も神保町ブックフェスティバル実行委員会という別の団体です。通りには出版社などのワゴンが並び、本にまつわる催しも開かれてにぎわいます。
靖国通りのワゴン(神田古本まつり)は10月23日〜11月1日、すずらん通りのワゴン(神保町ブックフェスティバル)は10月24・25日の週末だけです。2つが重なるのはこの土日だけですが、どちらも雨天中止なので、当日の天気予報を確認してから出かけてください。
アクセスと最寄り駅
会場の神保町古書店街は、神保町駅(都営三田線・都営新宿線・東京メトロ半蔵門線)の真上にあります。神保町交差点のすぐそばにあるA7出口を上がると、もう目の前が古書店街です。
もう少し歩いてもよければ、御茶ノ水駅(JR総武・中央線/東京メトロ丸ノ内線)からも徒歩6分ほどです。神保町は神田や秋葉原とも近く、本の街めぐりをそのまま続けることができます。
本の街めぐりを一日かけて楽しむなら、近くに宿を取るのもおすすめです。