雪化粧した合掌造りが灯りに浮かぶ、冬の白川郷のライトアップ。2027年(第41回)の実施は1月11日・17日・24日・31日の4日だけで、しかも集落に入るには事前の予約と「入場チケット」が必要です。思い立って当日に向かっても、夜の集落に入ることはできません。
この記事では、観光協会の公式告知をもとに、2027年の日程と、入場チケットを手に入れる方法、そして「いつまでに何を予約すればいいか」を先にまとめます。雪に埋もれた集落に灯りがともる風景は、銀山温泉の冬にも通じるものがあります。
冬のライトアップは年に4日・完全予約制です。当日券はなく、宿泊・駐車場・バスツアーのいずれかを予約して入場チケットを確保した人だけが入場できます。
2027年(第41回)の開催日と時間

2027年の白川郷ライトアップは、次の4日だけ開催されます。いずれも荻町地区が会場で、ライトアップは各日とも17:30〜19:30に行われます。
項目 | 内容 |
|---|---|
開催日 | 2027年1月11日(月・祝)・17日(日)・24日(日)・31日(日) |
時間 | 各日17:30〜19:30 |
会場 | 岐阜県大野郡白川村 荻町地区 |
主催 | 白川郷観光協会 |
40年以上続く冬の恒例行事で、冬の静かな時期にも観光客を迎えたいという地元の思いから始まったと伝えられています。合掌造り集落は1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
入場チケットの仕組み(完全予約制)
ライトアップのある4日間は、15:30以降、集落の入口にゲートが設けられ、入場チケットの確認が行われます。チケットを持っていない人は白川郷に入ることができません。日中だけ観光して路線バスで帰る場合は、15:20までに到着する便を使うよう公式が案内しています。
入場チケットを手に入れる方法は、次の5つに限られます。
- 当日、村内の宿に泊まる(抽選・展望台チケット付き)
- マイカーで来て指定駐車場(みだしま駐車場)を予約する(普通車のみ・展望台チケットなし)
- タクシーで来て同じ指定駐車場を予約する(展望台チケットなし)
- 路線バス会社(5社)のバスツアーに申し込む(展望台チケットの有無はツアーによる)
- 旅行会社のバスツアーに申し込む(展望台チケットなし)
いずれの方法でも、予約に入場チケットが含まれます。逆に言えば、予約の枠が埋まれば、その日はもう入る手段がありません。
予約の種類と発売日・締切(宿泊・駐車場・バス)

予約の種類ごとに、受付の時期がそれぞれ異なります。下の表で締切と発売日を確認し、間に合うものから押さえてください。
予約の種類 | 受付 | 展望台チケット |
|---|---|---|
村内の宿泊(抽選) | 応募2026年10月1日〜10月31日/当選通知11月10日 | 付く |
普通車駐車場(みだしま駐車場) | 第1回は完売。 | 付かない |
ライトアップ日の高速バス(5社) | 開催日ごとに順次発売(各日14:00〜) | ツアーによる |
宿泊は先着ではなく抽選で、応募は1人1回だけです。観光協会の公式サイト(白川郷観光協会)に記載されたメールアドレスへ、件名に希望日と宿名、本文に氏名・電話・人数などを書いて応募します(応募後の確認メールは届きません)。当選後のキャンセル分は、2026年11月26日13:00から先着で追加募集されます。
みだしま駐車場は観光協会の公式サイトでのネット販売のみ(クレジットカード決済)で、第2回の料金は1台あたり1〜5名で7,000円、6〜10名で10,000円です。第1回は早々に完売しているため、第2回も発売と同時に購入手続きを始めるのが確実です。
ライトアップ日の高速バスは5社が運行し、各社の予約サイトで開催日ごとに14:00から発売されます(濃飛バスはWeb予約のみ、北鉄バスは電話予約も可)。1月11日分は10月13日に発売済みで、17日分は10月19日、24日分は10月26日、31日分は11月2日です。旅行会社のバスツアーの詳細は、2026年12月2日に案内される予定です。
早期に売り切れる可能性を見込んで、早めに申し込んでください。宿泊抽選の締切は2026年10月31日、駐車場の第2回は12月1日13:00、高速バスは開催日ごとに順次発売です。
展望台からの夜景(荻町城跡展望台)

荻町城跡展望台は、合掌造り集落を一望できる定番の撮影スポットです。ただし、夜間にこの展望台へ上がるには、別途「展望台チケット」が必要です。展望台チケットは宿泊プランか一部のバスツアーにしか付かず、単独では販売されていません。
当日は展望台ゲートで係員がチケットを確認したうえで、徒歩で展望台へ上がります。混雑を避けるため見学時間は3つの枠に分かれており、三脚の使用はできません。大雪のときは、安全のため展望台が閉鎖される場合があります。日中は展望台まで徒歩15〜20分で、通常のシャトルバスも利用できます。ただし徒歩ルートは15:45までで、車の乗り入れは終日できません。
行き方と帰りの最終バスの落とし穴
白川郷バスターミナル(荻町)までは、高速バスで金沢駅から約1時間20分、富山駅から約1時間20分、高山駅から約50分、名古屋(名鉄バスセンター)から約2時間30分が目安です。濃飛バスの一部は予約制で、積雪時は迂回のため2時間以上遅れることもあります。
ここで最も注意したいのが、帰りの足です。白川郷を出る通常の路線バスの最終便は16:00〜17:00頃で、合掌造りに灯りがともる17:30より前に出てしまいます。つまり、路線バスだけで夜の集落を見てから、その日のうちに帰ることは実質的にできません。
夜まで滞在するなら、村内に泊まるか、往復のバスツアーを利用するのが現実的です。
服装・足元と雪道の運転
夜間の気温は−10℃〜0℃ほどで、路面は凍結します。公式も、防寒着に加えて、防水の防寒ブーツと靴底の滑り止め(スパイク)、足元を照らす懐中電灯の準備を勧めています。手袋やカイロもあると安心です。
マイカーで向かう場合は、必ずスタッドレスタイヤを装着してください。豪雪地帯のため、速度を落とし、車間距離を十分に取ってください。集落周辺では指定の駐車場以外での駐停車や乗り降りができないため、人を降ろすためだけの一時停車もできません。
なお、全国的な大寒波で大規模な交通障害が見込まれる場合は、催し自体が中止になることがあります。ドローンでの撮影は禁止です。