日本用eSIMの選び方・買い方・設定ガイド2026|対応機種・データ容量まで

Mby Mori
スマートフォンの設定画面でeSIMを追加しているところ(日本旅行用eSIM)

eSIMは、日本に着いたその瞬間からスマホをインターネットにつなぐ、いちばん手軽な方法です。受け取りカウンターを探す必要も、SIMカードを差し替える手間も、帰国前に返却する面倒もありません。オンラインで購入し、出発前に端末へ入れておき、到着後に切り替えるだけで利用できます。

このガイドはeSIMだけに絞って解説します。手持ちの端末が対応しているか、データ容量はどれくらい必要か、どこで購入するか、そして到着してすぐつながるように設定する手順までをまとめました。

eSIMはデータ通信専用です。通話や、銀行・アプリが送る認証コードのSMSを受け取るために、自国のSIMは端末に残しておきましょう。


対応機種とSIMロックの確認

eSIMを使うには、端末がeSIMに対応していて、かつSIMロックが解除されている必要があります。

ここ数年の機種であれば、多くがeSIMに対応しています。おおよその目安は次のとおりです。

  • iPhone XS・XS Max・XR(2018年)以降のすべてのモデル。iPhone SE(第2・第3世代)を含みます
  • Google Pixel 3a以降
  • Samsung Galaxy S20以降、Note20、Z FoldシリーズとZ Flipシリーズ

地域による例外もあります。たとえば中国本土・香港・台湾で販売されたGalaxyの一部は、eSIMが無効になっています。機種名だけで判断せず、端末そのもので確認してください。

iPhoneは「設定 > 一般 > 情報」でEID番号を確認します。Pixelは「設定 > デバイス情報 > SIMステータス」、Galaxyは「設定 > 端末情報 > ステータス情報 > SIMカードのステータス」です。ここにEIDが表示されるか、あるいはeSIMの追加操作に進めれば、そのまま使用できます。

見落としやすいのがSIMロックです。端末がまだ自国キャリアの契約に紐づいたままだと、旅行用eSIMは有効化できません。出発前にキャリアへ解除を依頼してください。解除には1〜2日かかることがあるので、空港での対応は避けたほうが安全です。


eSIMの仕組み|データ専用とデュアルSIM

日本の旅行用eSIMはデータ通信専用です。日本の電話番号は付かず、そのeSIMから通常の音声通話やSMSを送ることはできません。

制約が大きそうに見えますが、多くの旅行者にとっては問題になりません。地図、翻訳、LINE、WhatsApp、配車アプリ、飲食店の予約は、すべてデータ通信で動きます。実際の通話も、WhatsAppやFaceTimeならeSIMの回線でそのまま利用できます。

ここで大切なのが、自国のSIMをeSIMと一緒に端末へ残しておくことです。通話とSMSの既定回線に自国のSIMを設定しておけば、ログイン時に銀行や航空会社が送ってくる認証コードのSMSも受け取ることができます。

データ通信は日本のeSIMを使う設定にし、自国回線のデータローミングはオフにして、知らないうちに料金が発生しないようにしておきましょう。

旅行者向けに売られている日本のeSIMの多くは、ソフトバンクかNTTドコモという国内大手の回線を使います。だから都市部でも電車の中でも観光地でも、現地で契約したプランと同じようにつながります。


データ容量の選び方

日本のeSIMは、1日単位で毎日データ量がリセットされるタイプ(無制限プランもあります)と、滞在全体で使う総量が決まっているタイプに分かれます。

1日あたりの使用量の目安は次のとおりです。

  • 地図・メッセージ・翻訳・軽い調べもの中心なら、1日およそ0.3〜0.5GB
  • 写真のバックアップやSNS、たまの動画が加わると、1日1〜2GB前後
  • 動画をよく見る、ビデオ通話をする、パソコンをテザリングする場合は、1日3GB以上になることもあります。この使い方なら、残量を気にせず済む1日無制限プランが安心です

総量タイプを選ぶときは、滞在日数に1日あたりの目安を掛けて、切り上げます。軽い使い方の1週間ならおよそ3〜4GB、同じ1週間でも重い使い方なら15GB以上が目安です。

データ容量・有効日数・価格はよく変わります。数か月前に見た数字をあてにせず、購入前に最新のプランを見比べてください。

日本用eSIMのデータプランをKlookで比較する


購入先|KlookのeSIM

アプリ型のeSIMは他社にもありますが、本記事がKlookをすすめるのは、購入したアカウントにQRコードと設定手順がそのまま届くからです。主力の日本eSIMはソフトバンク5G/ドコモの回線を使い、有効日数はおおむね1〜30日から選択できます。

価格は数ドル程度からと手ごろですが、プランも価格も変動します。購入前に、商品ページで最新の内容を確認してください。

Klookで日本用eSIMの最新プランと価格を見る


インストールと有効化の手順

インストールは自宅のWi-Fiで済ませ、有効化は到着後まで待ちます。この二つは別の作業で、混同すると、プランを1日分むだにしてしまうことがあります。

購入すると、QRコードはKlookアカウントの予約一覧(Bookings)に表示されます。そのうえで次のように進めます。

  • iPhone:「設定 > モバイル通信 > eSIMを追加 > QRコードを使用」でスキャンします。Wi-Fiにつないだまま、読み込み中は画面を離れないでください
  • Android(Pixel):「設定 > ネットワークとインターネット > SIM > SIMを追加 > eSIMをセットアップ」でQRコードを読み取り、画面の案内に従います

インストールはプランを端末に読み込むだけで、多くの旅行用eSIMではこの時点では接続もデータ消費も始まりません。念のため、自宅では入れるだけにして、回線はオフのままにしておきましょう。

有効期間がいつ始まるかは、商品ページで確認できます。QRコードは再読み取りできないことが多いので、プランが動き出すまでメールは削除しないでください。

日本に到着したら、eSIMの回線をオンにし、その回線のデータローミングをオンにして、データ通信の回線をeSIMに切り替えます。しばらくするとソフトバンクまたはドコモの回線が表示されます。

それでもデータ通信につながらない場合は、APNを手動で設定します。ソフトバンク(1日単位のプラン)のAPNは `plus.4g`、ドコモ(総量プラン)のAPNは `vmobile.jp` です。入力したら、eSIMの回線をいったんオフにして、もう一度オンにします。


「圏外」になったときの対処

到着したばかりのeSIMで圏外になる原因は、たいていこのどれかです。

  • そもそも端末がSIMロックされていた(出発前に解除しておく)
  • eSIM回線のデータローミングがオフのまま(旅行用eSIMではオンが必要)
  • データ通信の回線が、eSIMではなく自国のSIMのままになっている
  • APNが未設定(`plus.4g`=ソフトバンク、または `vmobile.jp`=ドコモ を追加)
  • プランの有効期間が早く始まってしまった。多くのeSIMは回線をオンにした時点で計測が始まるため、有効化は到着後に行う

上から順に確認していけば、たいてい1分ほどで通信が戻ります。

eSIMと物理SIMカード、ポケットWi-Fiルーターのどれにするか、そして空港での受け取り場所まで含めて迷っている場合は、総合ガイドをご覧ください:日本でスマホをネットに繋ぐ方法:eSIM・SIMカード・ポケットWi-Fiの選び方

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