地域・スポット

定山渓の紅葉2026|見頃は10月上旬〜中旬、豊平峡ダムはマイカー規制

Mby Mori
豊平峡ダムの切り立った渓谷を赤や黄色に染める紅葉と、湖面を望む展望の風景
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札幌の中心部から車でおよそ1時間、豊平川の谷あいに湯けむりが立つ定山渓(じょうざんけい)は、「札幌の奥座敷」と呼ばれる温泉地です。北海道の紅葉は本州より早く、定山渓では例年10月上旬から色づきが始まります。

この記事では、定山渓の紅葉の見頃、豊平峡(ほうへいきょう)ダム・さっぽろ湖・二見吊橋(ふたみつりばし)の巡り方、そして札幌から日帰りで訪れる方法を紹介します。北海道のほかの名所とあわせて計画するときは、日本の紅葉2026|見頃カレンダーとエリア別・名所8選 も参考にしてください。

車なしで周遊できる範囲は、温泉街とその周辺(二見吊橋・夜の「夏灯路」)です。豊平峡ダムとさっぽろ湖へは、まず駐車場まで車で向かうのが基本です(豊平峡ダムはその先が電気バスか徒歩)。


見頃は10月上旬から中旬

定山渓温泉の周辺は、例年10月上旬に色づき始め、見頃は10月上旬から中旬にかけてです。10月末ごろから落葉が進みます。モミジやカエデに加えて、カツラやツタウルシ、ヤマブドウなど北海道らしい木々が混ざるのが特徴です。

一方で、豊平峡ダムや札幌国際スキー場のような標高の高い場所は一足早く、9月下旬から10月中旬に見頃を迎えます。同じ定山渓でも、標高の高い場所から温泉街の順に訪れると、見頃の紅葉を長く楽しむことができます。

紅葉の進み具合はその年の気温で前後します。出かける前に、定山渓観光協会の公式サイトにあるライブカメラ(豊平川渓谷・二見吊橋付近)や、公式X(旧ツイッター)の当日の写真で色づきを確認してから予定を組むと安心です。


豊平峡ダム|マイカー規制で電気バスか徒歩

豊平峡ダムは、切り立った渓谷に紅葉が広がる定山渓きっての名所です。ここで最初に知っておきたいのは、ダムのすぐ近くまで自家用車・自転車で入ることはできないという点です。駐車場から先はマイカー規制がかかっていて、電気バスに乗るか、徒歩で向かうことになります。

電気バスはBYD社製の小型バスで、片道はおよそ7〜8分です。歩く場合は片道約2km(20〜30分ほど)の上り坂になります。駐車場は無料で約250台分あります。

項目

内容

運行期間(2026年)

5月2日〜11月3日(5月は土日祝のみ)

運行時間

8:45〜16:00(上り最終15:30・下り最終16:00)

往復運賃(10/1〜11/3の繁忙期)

大人1,200円・小学生600円

往復運賃(〜9/30の通常期)

大人1,000円・小学生500円

片道運賃(10/1〜11/3の繁忙期)

大人700円・小学生400円

所要時間

電気バス片道7〜8分/徒歩片道約2km

紅葉の見頃と重なる10月は繁忙期の料金です。片道だけの利用もでき、行きはバス、帰りは徒歩にして、渓谷を眺めながら下るという組み合わせも可能です。なお、点検などでバスが運休する日もあるため、出発前に豊平峡ダムの公式サイトで当日の運行状況を確認しておくと安心です。

公式サイト:


定山渓ダムとさっぽろ湖|車で回る展望台

温泉街から小樽内川をさかのぼった先には、定山渓ダムと、そのダム湖「さっぽろ湖」があります。湖畔の道(定山渓レイクライン)沿いに第1から第4までの展望台があり、湖面と山の紅葉を見渡すことができます。展望台は車での移動が前提で、路線バスの本数は多くありません。

ダムには見学施設もあります。定山渓ダム資料館は2026年、4月25日から11月3日まで開いており、時間は9:30〜16:00です。月曜が休館(祝日の場合は翌平日)ですが、紅葉シーズンの10月1日から11月3日は無休です。

ダムの堤体の内部を歩く「クロスギャラリー」も、期間中は毎日10:00〜16:00に見学できます。ダムの構造を間近に観察でき、雨の日の立ち寄り先にも向いています。

公式サイト:


二見公園と二見吊橋|温泉街から歩く無料の紅葉

車を使わずに紅葉を楽しみたいなら、温泉街の中心から歩いて行くことができる二見公園がおすすめです。豊平川にかかる朱色の二見吊橋と、対岸の散策路が無料で開放されていて、川面と紅葉、そして定山渓のシンボルであるかっぱ像を一度に眺めることができます。

温泉街の中心から二見吊橋までは、宿の位置にもよりますが徒歩でおおむね10〜15分です。

二見公園は園内で改修工事が行われており、区間によっては通れない場合があります。二見吊橋の散策を目当てにする場合は、訪問前に定山渓観光協会(011-598-2012)で最新の状況を確認してください。


夜の「夏灯路」|紅葉ではなく温泉街を彩る和の灯り

「定山渓 紅葉 ライトアップ」を探している方への答えを先に書いておくと、定山渓に紅葉そのものを照らすライトアップはありません。その代わり、夜の温泉街を灯りで彩る「定山渓 夏灯路(なつとうろ)」が2026年10月31日まで開かれています。

これは定山源泉公園や岩戸観音堂などを提灯や行燈(あんどん)の和の灯りで結び、夜の温泉街を散策できる催しです。開催は10月31日までで、9月から10月の点灯時間は18:00〜21:30(最終入場21:15)です。

入場は無料で、日帰りでも温泉街の会場を巡ることができます。ただし定山渓神社の会場だけは宿泊者限定で、協会加盟の宿で配られる入場券が必要です。日中は紅葉を眺めながら散策し、夜は温泉街の灯りを楽しむという過ごし方も可能です。


札幌から定山渓への行き方

定山渓へは札幌駅前を起点にするのが基本です。もっとも分かりやすいのは、じょうてつが運行する直行バス「かっぱライナー号」です。

札幌駅前ターミナルの27番のりばから定山渓温泉までおよそ60分、運賃は1,700円(インターネット予約の割引で1,460円)です。座席の指定はありませんが、全便が予約制のため、紅葉期の混雑時でも満席で乗れなかったり立ち席になったりする心配はありません。

ただし予約は前日の17:00までで、当日に思い立って乗ることはできません。当日決めた場合は、予約が不要な一般路線バスを利用してください。

手段

所要・運賃の目安

かっぱライナー号(直行・予約制)

約60分・1,700円(ネット割1,460円)

JR札幌駅から約60分・地下鉄真駒内駅から約35分(国道230号)

一般路線バス

予約不要。運賃・時刻はじょうてつの検索で確認

新千歳空港から定山渓へ直行する公共交通機関はありません。空港からは連絡バスやJRでいったん札幌駅に出て、そこで乗り継ぐことになります。予約制のかっぱライナー号を使う場合は、乗り継ぎの時間に余裕をもって計画してください。

また、かっぱライナー号の帰りの便は夕方で終わり、夜の「夏灯路」のあとには走っていません。夜まで滞在する場合は、札幌へ戻る一般路線バスの最終便の時刻を必ず確認してください。

公式サイト:


日帰り温泉と10月の服装

紅葉を見て歩いたあとは、日帰り入浴で温まってから帰るのが定山渓らしい過ごし方です。温泉街には日帰り入浴を受け付ける宿や施設がいくつもあり、料金の目安は1施設あたり1,000〜2,000円ほどです。営業時間や料金は施設ごとに変わるため、行きたい宿の公式サイトで確認してください。

服装は、10月の北海道の冷え込みを前提に選んでください。札幌の10月の平年値は最高16.4℃・最低8.0℃ですが、定山渓は山あいの谷にあるため、朝晩は札幌の市街地よりさらに冷えます。

紅葉が見頃を迎える10月中旬にかけては、朝の気温が一桁になる日も珍しくありません。日中は薄手の上着、朝晩はしっかりした防寒着があると快適です。北海道のさらに標高が高い山の紅葉とあわせて計画するなら、大雪山の紅葉2026|旭岳・層雲峡の見頃はいつ?ロープウェイと行き方 も参考になります。

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