渋谷ハロウィン2026|路上飲酒は通年で禁止、ポイ捨ては過料2,000円。区のルールと過ごし方

Mby Mori
渋谷スクランブル交差点を横断する大勢の歩行者とハチ公方面の街並み

10月末になると、仮装した人々でスクランブル交差点があふれる。そんな「渋谷ハロウィン」のイメージを抱いて渋谷を訪れる旅行者は少なくありません。ですが、いまの渋谷は当時とはずいぶん様子が変わりました。渋谷区は「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではない」と公式に表明し、路上での飲酒を条例で禁止しています。

この記事では、2026年のハロウィンに向けて渋谷区が定めているルール(路上飲酒の通年禁止・ポイ捨ての過料)と、訪日客が現地でどう振る舞い、どこで楽しむべきかを、区の公式情報をもとに整理します。仮装して渋谷に立ち寄ること自体は禁止されていません。線引きを知っておけば、トラブルなく過ごすことができます。

渋谷の路上飲酒は、ハロウィンの時期だけでなく一年を通して禁止です(対象エリアで午後6時〜翌朝5時)。

日本のマナーやルールが気になる方は、あわせて日本にゴミ箱がない?旅行中のゴミの捨て方の記事も参考にしてください。


2026年の開催日と人出の見込み

2026年10月31日は土曜日です。ハロウィン当日が週末に重なるため、例年より人出が増えると見込まれます。

渋谷区の規制やパトロールは、例年10月31日と11月1日、そしてその直前の金・土・日に重点が置かれてきました。

ただし、2026年の具体的な規制日程や強化措置は、この記事の公開時点ではまだ公式に発表されていません。区が詳細を発表するのは例年10月上旬です。渋谷を訪れる予定がある方は、直前に渋谷区の公式サイトを確認することをおすすめします。


渋谷区のルール①路上飲酒は通年で禁止

渋谷駅の周辺では、路上や公園など公共の場所での飲酒が条例で禁止されています。根拠となるのは「渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例」です。

もともとはハロウィンと年末年始の期間だけの規制でしたが、2024年10月1日の改正で通年の禁止に切り替わりました。禁止される時間帯は午後6時から翌朝5時までで、対象エリアも宮下公園の東側や区役所の周辺などへ広がっています。

渋谷区が示す対象エリアは、渋谷一〜三丁目、桜丘町、道玄坂一・二丁目、宇田川町、神南一丁目、神宮前六丁目、円山町などです。ハチ公前やセンター街、スクランブル交差点も、この範囲に含まれます。

この条例に罰金や過料はありません。条例違反があれば、区長が中止を指導し、パトロール員が声をかけて対応します。罰則がないからといって飲んでよいわけではなく、指導の対象になります。街の中で買ったお酒を持って歩いたり、路上で乾杯したりする行為が制限されると考えてください。


渋谷区のルール②ポイ捨ては過料2,000円

飲酒の条例とは別に、ごみのポイ捨てを取り締まる条例もあります。「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」にもとづき、2026年6月1日から、ポイ捨てに対して過料2,000円がその場で徴収されるようになりました。

対象は渋谷区内の全域で、私有地も含みます。巡回員が違反を見つけると、その場で過料が科されます(支払いは現金・電子決済・納付書から選択できます)。飲酒禁止の条例には罰則がない一方、ポイ捨てには実際に過料が科されます。仮装で出た容器やごみは、必ず持ち帰るか回収場所に出してください。


渋谷区の公式スタンス

渋谷区は、ハロウィンを目的とした来街を控えるよう繰り返し呼びかけています。長谷部健区長は2023年10月のメッセージで「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません」と述べ、ハロウィン目的で渋谷を訪れる予定の人に、来街を控えるよう求めました。この姿勢はその後も続いています。

背景にあるのは、混雑による事故のリスクと、路上飲酒・騒音・ごみといった周辺への影響です。渋谷区が公式イベントを開催しているわけではないため、会場も、ステージも、公式の催しもありません。

規制の対象は、あくまで路上飲酒やポイ捨てといった特定の「行為」です。渋谷を訪れることや仮装をすること自体が禁じられているわけではありません。ルールを守れば、街の様子を眺めながら通り抜けることはできます。


2025年の混雑期対応(参考)

2026年の措置は未発表ですが、直近の2025年に区が実施した対応を知っておくと、当日の状況を想像しやすくなります。以下はいずれも2025年の実績です。

2025年は、10月31日の午後6時から翌朝5時にかけて、飲酒禁止エリア周辺のおよそ58店舗に酒類販売の自粛が要請されました。待ち合わせの定番であるハチ公像は、10月30日の夕方から11月1日の早朝まで仮囲いで完全に囲われ、見ることができませんでした。

あわせて、2025年10月31日の前後には、監視台の設置、民間警備員の配置、交通規制、ごみ収集場所の増設なども行われました。これらはいずれも2025年の対応で、2026年に同じ規制が行われるかは未発表です。

過去にはJR渋谷駅のハチ公改札で一部の通行が規制されたこともあります。ハロウィンの前後に渋谷駅を使う予定がある場合は、時間に余裕を持ち、別の出口や駅を利用することも検討しておくと安心です。


訪日客の過ごし方

渋谷でハロウィンの時期を過ごすときに、まず守ってほしい点が3つあります。路上では飲まないこと、ごみは持ち帰ること、混雑した交差点に長くとどまらないことです。特に交差点では、写真を撮るために立ち止まると、後ろから来る人の妨げになります。

仮装そのものを楽しみたい場合は、渋谷の路上にこだわる必要はありません。テーマパークや商業施設のハロウィン催事、あるいは事前予約制のパーティーなど、飲食や仮装が認められている場所のほうが、落ち着いて過ごすことができます。お酒を飲みたいときも、路上ではなく店内を選べば条例に触れません。

渋谷の街の雰囲気だけを味わいたいなら、混雑がピークになる夜間を避け、昼のうちに立ち寄るのも一つの方法です。ルールと時間帯を押さえておけば、渋谷ハロウィンの時期でも安心して東京の街歩きを楽しむことができます。

渋谷に行くこと自体は禁止されていません。禁止されているのは、路上飲酒やポイ捨てなどの行為です。路上では飲まない、ごみは持ち帰る。この2点を守れば大丈夫です。

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