地域・スポット

東京の紅葉2026|見頃は11月最終週、閉園16時30分のスポットも

Mby Mori
秋の紅葉スポットを集めた6枚組のコラージュ。湖畔に並ぶ黄葉した木々、青空に映える真っ赤なもみじ、水面に紅葉を映す日本庭園の池、イチョウ並木の公園入口、富士山を望む山並みの紅葉、そして茅葺きの東屋を囲むオレンジ色のもみじ。

東京の紅葉を旅程に入れるとき、最初に決めたいのは日付です。「例年11月下旬」という記述だけでは、どの週に宿を取ればいいのかまで決まりません。

気象庁が東京で毎年続けている実測なら、日付まで絞ることができます。この記事では、その平年値を軸に第一候補の週を決めます。あわせて園ごとに違う閉園時刻など、当日つまずきやすい点をまとめます。


気象庁の平年値|いちょう11月23日・かえで11月28日

気象庁は東京(北の丸公園)の標本木で、いちょうとかえでの色づく日を毎年観測しています。公開されている観測日と平年差から逆算すると、平年値は次のようになります。

現象

平年値(平年差から逆算)

2025年の観測

2024年の観測

いちょうの黄葉

11月23日ごろ

11月22日

12月3日

かえで(イロハカエデ)の紅葉

11月28日ごろ

11月23日

12月3日

実測では2025年が1日差、2024年は両方とも12月3日で同じ日でした。直近2年はほぼ同時に色づいており、並木と庭園を別の日に分けなくても、どちらも見頃に間に合っていました。

ただし2024年は、いちょうが平年より10日、かえでが5日遅れました。平年値そのものは30年分の統計ですが、直近2年を見ただけでもこれだけ振れます。年による遅れのほうを大きく見ておくのが安全です。

日を1つだけ選ぶなら11月の最終週です。そのうえで12月最初の週まで数日ずらす余地を残しておくと、遅れた年でも対応できます。

なお気象庁の「紅葉日・黄葉日」は、大部分の葉が色づいた日を指します。色づき始めの日ではありません。

出典:気象庁 生物季節観測


時期の目安と、その根拠

各施設の公式サイトには、見頃の時期がほとんど書かれていません。六義園も小石川後楽園も、載っているのは料金と開園時間だけです。この記事で扱う施設のうち、公式が時期に触れているのは昭和記念公園だけでした。

そこで下の表には、時期の根拠も併記します。

場所

時期の目安

根拠

都心の庭園(六義園・小石川後楽園・浜離宮恩賜庭園)/新宿御苑

11月下旬〜12月上旬

気象庁のかえで平年値 11月28日ごろ

昭和記念公園のイチョウ並木

11月

公式「11月の黄葉の最盛期」

高尾山(標高599メートル)

目安なし

平地の平年値を適用できない。公式が紅葉状況を3区分で随時発表

等々力渓谷

目安なし

公式に時期の記載なし

水元公園のメタセコイア

目安なし

気象庁の観測対象外の樹種


高尾山|12月はケーブルカー最終が30分繰り上げ

高尾山は、公式サイトが紅葉の状況を「山頂付近」「沿線」「麓エリア」の3つに分けて発表しています。標高599メートルで、平地の平年値は当てはまりません。

最終発車は月と曜日で変わります。9月から11月は平日が午後5時45分、土日祝日が午後6時ですが、12月に入ると平日が午後5時15分、土日祝日が午後5時30分に繰り上がります。第一候補の週を12月にずらす場合は、この30分の差に注意してください。

リフトの運行終了はさらに早い時刻です。5月から11月は午後4時30分、12月から4月は午後4時までです。ケーブルカーの時刻だけを見ていると、リフトで下山する予定なら間に合いません。

項目

内容

ケーブルカー運賃

大人 片道490円/往復980円、小児 片道250円/往復500円

ケーブルカー始発

通年 8:00

ケーブルカー最終(9〜11月)

平日 17:45/土日祝 18:00

ケーブルカー最終(12月)

平日 17:15/土日祝 17:30

ケーブルカー所要

約6分、15分間隔(混雑時は増発)

リフト運行終了

5〜11月 16:30/12〜4月 16:00(所要約12分・運賃は同額)

新宿からの行き方と運賃は 高尾山 日帰りガイド2026|新宿から乗り換えなし、きっぷは1,090円 にまとめてあります。

公式サイト: 高尾登山電鉄


都心の庭園|六義園・小石川後楽園・浜離宮恩賜庭園

六義園、小石川後楽園、浜離宮恩賜庭園は、いずれも一般300円、中学生150円、65歳以上150円です。小学生以下と、都内在住・在学の中学生は無料です。

開園は午前9時から午後5時まで、入園は午後4時30分までです。ただし11月下旬の午後4時30分はすでにかなり暗いので、写真を撮るなら遅くとも午後3時前には入っておくほうが確実です。

小石川後楽園は門によって最寄りが変わります。JR総武線の水道橋駅西口からは東門まで徒歩5分、西門までは徒歩8分、都営大江戸線の飯田橋駅C3出口からは西門まで徒歩3分です。両門は園の反対側にあるので、入る門を決めてから向かってください。

六義園はJR山手線と東京メトロ南北線の駒込駅から徒歩7分です。六義園と小石川後楽園は、同じ日にまとめて訪れることも可能です。

浜離宮恩賜庭園は都心の海側にあり、料金と開園時間は六義園・小石川後楽園と同じです。汐留・築地エリアの観光と組み合わせやすい立地です。

公式サイト: 東京都公園協会


新宿御苑|月曜の休園に注意

新宿御苑は10月1日から3月14日までが午前9時から午後4時30分までの開園で、最終入園は午後4時です。都立庭園より30分早く閉まります。入園料は一般500円、65歳以上と高校生以上の学生が250円、中学生以下は無料です。

休園は毎週月曜日で、月曜が休日にあたる場合は翌平日に振り替わります。11月1日から15日は特別開園期間で無休ですが、この期間は11月最終週より前にあたるため、見頃のピークには重なりません。

2026年は、11月23日が勤労感謝の日で月曜のため開園し、振替で11月24日(火)が休園になります。11月30日(月)は通常どおり休園です。この2日に新宿御苑を予定している場合は、六義園か小石川後楽園へ振り替えてください。

公式サイト: 新宿御苑


昭和記念公園|イチョウ並木と16時30分の閉園

国営昭和記念公園には、かたらいのイチョウ並木(全長約300メートル)があります。公式は「11月の黄葉の最盛期には、黄金色のトンネルが現れ」と案内しています。

開園時間には注意が必要です。11月から2月は午前9時30分から午後4時30分までで、六義園や小石川後楽園と比べて30分早く閉まります。都心の庭園と同じ感覚で夕方に向かうと間に合いません。

入園料は大人450円、65歳以上210円、中学生以下は無料です。東京駅から中央線快速で立川まで約40分、立川で青梅線に乗り換えて西立川まで1駅、西立川ゲートまで徒歩約2分です。

日本庭園にもカエデ類がありますが、公式のお知らせでは池の水抜き清掃が「6月24日〜9月以降」の予定と告知されています。水を戻すのは国による漏水調査のあとで、終期は確定していません。

日本庭園が目当てなら公式のお知らせ欄をご覧ください。悪天候による臨時休園も同じ欄に出ます。

項目

内容

開園時間(11〜2月)

9:30〜16:30

入園料

大人450円/65歳以上210円/中学生以下 無料

アクセス

東京駅→立川 約40分→青梅線で西立川へ1駅→西立川ゲート徒歩約2分

日本庭園の池

水抜き清掃「6月24日〜9月以降」(終期未確定)

公式サイト:


等々力渓谷|再開後最初の秋・撮影は受付停止中

世田谷区の等々力渓谷公園は、2023年7月の倒木で公園の大部分が利用中止になっていました。区の発表によると、2026年3月24日に再開しています。2026年の秋は、再開してから最初の紅葉シーズンです。

ただし写真が目的なら、先に確認しておきたい案内があります。区は公園利用者の安全確保を理由に、「混雑が予想されますので、現在、等々力渓谷公園での撮影は受け付けておりません。」と案内しています。

対象の範囲は区の文面からは特定できません。最新の扱いは区のページに掲載されます。

開園時間は11月から2月が午前9時から午後4時30分まで、東急大井町線の等々力駅から徒歩3分です。夜間照明のない箇所があるため、区は暗くなってからは立ち入らないよう案内しています。11月下旬の午後4時台はすでに暗いので、明るいうちに歩き終える予定で組んでください。

公式サイト:


水元公園|メタセコイアの森

葛飾区の水元公園には、およそ1,500本のメタセコイアの森があります。都立公園では最大規模です。針葉樹なので、赤や黄ではなくレンガ色に変わります。

入園は無料で、常時開園です。閉園時刻を気にせず散策できる点は、有料庭園にはない利点です。気象庁の観測対象ではなく公式も時期を示していないため、状況は公園のページに出ます。

アクセスはJR常磐線・東京メトロ千代田線の金町駅から京成バスに乗り、「水元公園」で下車して徒歩7分です。

公式サイト: 水元公園


ライトアップの2026年日程は未発表(2025年は11月28日〜12月9日)

六義園の夜間特別観賞は、2025年は11月28日から12月9日まで、午後6時から午後8時30分(最終入園午後7時30分)の開催で、料金は前売1,000円・当日1,200円でした。昭和記念公園も、公式サイトによれば2019年からイチョウ並木の黄葉のライトアップを実施しています。

ただしこれらは過去の実績です。2026年に両施設が実施するかどうかも、日程も料金も、公式サイトにはまだ掲載されていません。日付が決まるのは秋に入ってからです。

神宮外苑については扱いが違います。明治神宮外苑の公式イベントページに掲載されているいちょう祭りは、2019年11月15日から12月1日までが最後で、それ以降の開催記録も2026年の予定も示されていません。祭りが開かれる前提で旅程を組まないでください。

一帯は再開発が進行中で、並木の通行の扱いも、公式で確認できる情報が限られています。


出発前に確認したい公式ページ

見頃は11月下旬に集中するので、週末が重なると都立庭園も高尾山も混雑が見込まれます。2026年は11月23日の勤労感謝の日が月曜で、11月21日から3連休になります。ピークの直前にあたるため、日程に余裕があるならこの3日間は避けるほうが落ち着いて鑑賞できます。

行く週が近づいたら、各施設が秋に更新する紅葉状況のページを直接ご覧ください。強い風や雨のあとは一気に散ることがあります。数日ずらす余地のある旅程なら、天候を見てから最終的な日を決めるほうが確実です。

上野方面をあわせて回る場合の組み立ては、不忍池の蓮から始める上野公園1日モデルコース2026|開く時間順の回り方 にまとめてあります。

シェア
サービス紹介

関連記事

Read Next