正月の日本で楽しみのひとつが「福袋」です。決まった金額で複数の商品が入っていて、多くは元日や初売りの1月2日に店頭に並びます。
ただ、人気の福袋は正月を待たずに、11月から12月のうちにオンラインの抽選や予約で売り切れてしまうものが増えました。「当日お店に行っても手に入る」とはかぎりません。
この記事では、福袋がいつ・どこで・どうやって手に入るのかを解説します。予約や抽選の仕組みから、訪日旅行者向けの免税制度までまとめました。年末年始の計画を立てるなら、初詣2027|東京の神社・お寺、混雑を避ける時間 の記事とあわせて読むのがおすすめです。
福袋の発売時期

店頭の福袋は、元日(1月1日)か初売りに合わせて並びます。初売りは多くのお店で1月2日、一部は1月3日からです。買い物の中心になるのは正月三が日(1月1日〜3日)です。
いっぽうで、近年は年内のオンライン販売が中心になっています。百貨店や家電量販店は、11月から12月にかけて事前予約や抽選を受け付けます。百貨店のオンライン予約は10月ごろから始まることもあります。
人気の福袋ほど「正月より前」に決まります。欲しいお店があるなら、11月のうちに各社の特設ページをブックマークしておくと取りこぼしません。
福袋を買う方法は、年内のオンライン予約・抽選と、正月の店頭購入に分かれます。日本にお住まいの方は年内のオンラインを利用しやすく、旅行で訪れる方には滞在中の店頭での購入が向いています。オンラインの抽選や予約は、日本国内の配送先やアカウントが前提のものが多く、旅行者には使いにくいためです。
抽選・会員登録が必要な人気福袋
とくに人気の福袋は、店頭に並ばず、オンラインの抽選だけで売られることがあります。代表的なのが、スターバックスと無印良品です。家電量販店は、目玉の福箱を年内のオンライン抽選で先に売り、元日には店頭でも販売します。
- スターバックスの福袋は、オンラインストアの抽選のみで、店舗では販売されません。応募には会員登録(My Starbucks)が必要で、1人1回だけ応募できます。前年(2026年)の例では、11月上旬に応募を受け付け、11月下旬に当選発表、商品は元日以降に届く流れでした。
- 無印良品が売るのは「福袋」ではなく「福缶(ふくかん)」です。こちらも抽選で、応募はネットストアのみ、店舗では受け付けません。前年(2026年)は2,026円で、各地の手づくりの縁起物とギフトカードが入っていました。
- 家電量販店では、ビックカメラが「福箱」、ヨドバシカメラが「夢のお年玉箱」の名前で、年内に会員向けのオンライン抽選を行います。店頭販売は元日からです。
いずれも応募できる期間が限られ、後からのキャンセルや受け取り店舗の変更ができないことが多いです。応募の前に条件を読んでおくことをおすすめします。
百貨店・アパレルの福袋

高島屋・三越伊勢丹・大丸松坂屋などの百貨店は、公式オンラインストアで11月から12月に福袋を事前予約できます(一部は10月開始)。店頭の初売りは1月2日か3日が一般的です。
百貨店のオンライン福袋は、中身が最初から公開されているものが多いのが特徴です。「何が入っているか分からない」不安が少なく、初めての方でも選びやすいです。
福袋を販売するかどうかは、アパレル各社によって異なります。ユニクロは近年、全国規模の伝統的な福袋は見当たらず、年末年始の初売りセールや「感謝祭」で定番品を特別価格にする形が中心です。
アップルも以前の「Lucky Bag(福袋)」は終了し、いまは正月の初売りでギフトカードを還元する形に変わりました。その年の内容はお店によって変わるので、公式の最新情報を確認してください。
中身・返品・行列(買い方の実務)
福袋には、中身が公開されているものと、開けるまで分からないものがあります。百貨店のオンラインは公開型が多く、家電やスターバックスなどはお楽しみ型が中心です。
福袋は、原則として返品や交換ができません。サイズや色を選択できる福袋もありますが、基本は「買ってからのお楽しみ」と考えておくと安心です。
店頭の初売りでは、開店前から行列ができたり、人気商品に整理券が配られたりするお店があります。目当てがあるなら、当日の受け取り方法を各店の告知で確認しておくと、あわてずにすみます。
訪日の方が福袋を買うには(免税の新ルール)
店頭に並ぶ福袋は、その場にいれば旅行者でも購入できます。国籍による制限はありません。
気をつけたいのが免税です。日本の免税制度は2026年11月1日の販売分から「リファンド方式」に変わります。2027年の正月は、この新しい方式で迎える最初のお正月です。
新方式では、まずお店で税込価格を支払い、出国時に空港の税関で商品の持ち出しが確認されたあと、消費税分が返金されます。確認は購入日から90日以内に受ける必要があります。
以前あった「一般物品と消耗品の区分」や、消耗品を未開封のまま包む決まりはなくなりました。中身がいろいろ混ざった福袋でも、合計が税抜5,000円以上なら、まとめて免税の対象になります(対応している免税店の場合)。
ただし、返金を受けるには出国時にその商品を持っていることが必要です。中身の食品などを滞在中に使い切ってしまうと、返金を受けられないことがあります。
免税は「非居住者」(短期滞在の外国籍の方など)が対象で、すべてのお店で利用できるわけではありません。免税店の表示があるか、レジやカウンターで確認してください。
免税の手続きの流れは、日本の免税とリファンド方式の使い方 で詳しく紹介しています。