日光は日帰りもできますが、紅葉の時期はいろは坂が渋滞するので、朝から夕方まで動くなら泊まった方がずっと楽です。ただ、どのエリアに泊まるかで、見られる紅葉も移動のしやすさも変わります。
この記事では、東武日光駅の周辺・中禅寺湖/奥日光・鬼怒川温泉の3エリアを、アクセス・紅葉の見頃・宿のタイプで比べます。紅葉の見頃やいろは坂の渋滞そのものの詳細は 日光の紅葉2026|いろは坂・中禅寺湖の見頃 にまとめてあります。ここでは「泊まる場所の決め方」に絞ります。
標高の高い奥日光ほど早く色づき、市街地は3〜4週間あとに見頃を迎えます。泊まる日程に見頃が来るエリアを選ぶのが、失敗しないいちばんのコツです。
3つの宿泊エリア
日光の宿は、大きく3つのエリアに分かれます。まずは見頃・宿のタイプ・アクセスをまとめて見比べてください。紅葉ピークの週末は宿が早くうまるので、エリアを決めたら早めにおさえておくと安心です。
エリア | 紅葉の見頃 | 宿のタイプ・雰囲気 | アクセス |
|---|---|---|---|
東武日光駅・市街地 | 11月上旬〜中旬 | ホテル・旅館が多く価格帯の幅が広い。 | 浅草から特急約1時間50分〜 |
中禅寺湖・奥日光 | 10月中旬〜11月上旬 | 湖畔・高原の温泉宿が中心 | 東武日光駅からバス約45分〜 |
鬼怒川温泉 | —(温泉が主役) | 渓谷沿いに大型の温泉旅館が並ぶ | 浅草から特急約2時間 |
東武日光駅・市街地に泊まる

初めての日光で、東照宮や神橋など世界遺産を中心に回るなら、駅に近い市街地が便利です。市街地の見頃は11月上旬〜中旬で、3エリアの中では最も遅めです。
浅草から東武日光駅までは特急で約1時間50分です。翌朝はそのままバスでいろは坂を上がり、中禅寺湖へ向かうにも便利な位置です。
駅周辺はホテルも旅館も数が多く、価格帯にも幅があります。空室と料金は下記のリンクから確認できます。
中禅寺湖・奥日光に泊まる

中禅寺湖や湯元温泉のある「奥日光」は、いろは坂を上った標高約1,300mの高原です。見頃は10月中旬〜11月上旬と市街地より早めです(湯元・湯ノ湖などはさらに早く、10月上旬〜中旬)。湖畔の紅葉や温泉が目当てなら、ここに泊まる価値があります。
いろは坂は紅葉シーズンの土日に激しく渋滞し、ふだん20分ほどの道が3時間以上かかることもあります。奥日光に前泊しておけば、渋滞が本格化する午前9時より前に動き出すことができるので、日帰り客の車列を避けやすくなります。
東武日光駅から中禅寺温泉まではバスで約45分・1,250円、湯元温泉までは1,950円です。湖畔や温泉の宿の空室と料金は下記のリンクから確認できます。
鬼怒川温泉に泊まる

鬼怒川温泉は、日光の社寺エリアとは別の路線でつながる、少し離れた温泉街です。大きな温泉旅館が多く、ゆっくり湯に浸かる滞在に向いていて、「紅葉よりも温泉が主役」「2泊目はのんびり」という組み方に合います。
浅草から鬼怒川温泉駅へは特急で約2時間、乗り換えなしで着きます。東武日光駅からは下今市で東武鬼怒川線に乗り換えます。宿の空室は下記のリンクから確認できます。
アクセスと東武の割引パス
区間 | 所要・運賃の目安 |
|---|---|
浅草→東武日光(特急) | 約1時間50分〜/乗車券1,400円+特急料金 |
浅草→鬼怒川温泉(特急) | 約2時間/乗車券1,590円+特急料金 |
東武日光駅→中禅寺温泉(バス) | 約45分/1,250円 |
スペーシアXなどの東武の特急は全席指定制で、乗るには事前の予約が必要です。
移動が多いなら、東武のデジタル割引パス「NIKKO MaaS(ニッコウマース)」を利用できます。往復の東武線とエリア内のバスがセットになっていて、浅草発のおもなものは次のとおりです(大人・2026年8月時点)。
- 日光世界遺産フリーパス(2日間)3,000円
- 中禅寺・華厳の滝フリーパス(4日間)4,500円
- 奥日光・湯元温泉フリーパス(4日間)6,000円
- 鬼怒川温泉フリーパス(2日間)3,000円
特急・SL・DLの料金は別にかかります。以前の紙の「まるごと」系フリーパスは発売を終了していて、現在はスマホで使うデジタルのパスに切り替わっています。
紅葉シーズンに気をつけること
紅葉の土日はいろは坂が数時間かかることもあるので、泊まる場所を決める前に 日光の紅葉2026|いろは坂・中禅寺湖の見頃 で見頃と渋滞の詳細を見ておくと安心です。
いろは坂の途中にある明智平ロープウェイは、工事のため2027年8月末まで運休しています(展望台へは上がることができません)。また、いろは坂周辺の混雑対策は年によって変わるので、最新の道路情報と臨時駐車場は、出発の直前に公式サイトで確認してください。

