栃木県の日光は、東京から日帰りできる関東屈指の紅葉の名所です。標高500メートルの市街から1,500メートルの奥日光まで高低差が大きく、色づきは山の上から市街へと約2か月かけて下りてきます。「いつ・どこが見頃か」を先に押さえておくと、一度の訪問でも紅葉の盛りに合わせて計画することができます。
東京都心で紅葉を探すなら、東京の紅葉2026|見頃は11月最終週、閉園16時30分の園も にスポットをまとめています。
標高差で下りていく見頃(例年9月下旬〜11月)
日光の紅葉は、標高の高い奥日光から始まり、市街へ順に下りていきます。例年の目安は次の通りです。色づきはその年の気温で前後するので、訪問の直前に日光旅ナビの紅葉状況ページで最新の状況を確認してください。
スポット(標高の目安) | 例年の見頃 |
|---|---|
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉(約1,400m) | 9月下旬〜10月上旬 |
竜頭の滝・中禅寺湖・湯ノ湖 | 10月中旬 |
戦場ヶ原のカラマツ | 10月下旬 |
いろは坂・華厳ノ滝 | 10月下旬〜11月上旬 |
日光東照宮・日光市街 | 10月中旬〜11月中旬 |
奥日光の草紅葉から市街の紅葉まで、見頃はおよそ2か月続きます。10月中旬なら中禅寺湖や竜頭の滝、10月下旬から11月上旬ならいろは坂と華厳ノ滝、というのが計画の目安です。
いろは坂は上り・下りが別ルートの一方通行

奥日光へ向かう山道が「いろは坂」です。上り(第二いろは坂)と下り(第一いろは坂)で道が分かれた一方通行で、カーブは全部で48あります。「い・ろ・は…」の五十音にちなんで、各カーブに標識が付いています。
上りの第二いろは坂の途中には、華厳ノ滝・中禅寺湖・男体山を見渡す明智平(あけちだいら)という展望地があります。
ただし明智平ロープウェイは2026年1月15日でリニューアル工事に入り、2026年秋の紅葉シーズンは運休しています(再開は2027年9月の予定)。ロープウェイで上の展望台へ向かうことはできないので、その前提で計画してください。
渋滞のピークは9〜15時/回避は朝7時前か平日15時以降
紅葉シーズンの日光で最大の障害は渋滞です。日光市観光協会によると、渋滞が起きるのは主に10月中旬〜11月上旬の土日祝で、紅葉のピーク時は平日でも混み合います。
渋滞のピークは午前9時〜午後3時です。土日祝は午後5時まで続くこともあり、午後2〜3時にいろは坂へ入ると、普段は短時間で通過できる区間が、3時間以上かかることもあります。
いろは坂の渋滞のピークは午前9時〜午後3時。土日祝は朝7時前に上り、平日は午後3時以降に移動するのが渋滞回避の基本です。
回避のコツは時間をずらすことです。土日祝は朝7時前にいろは坂を上り、平日なら午後3時以降に移動します。これだけで同じ道の流れが大きく変わります。
どうしても混雑期に車で向かう場合は、群馬県側(関越道・沼田インターから日本ロマンチック街道経由)や、霧降高原・川俣・山王林道方面へ回る迂回ルートもあります。
運転の負担を避けたいなら、東武日光駅からの東武バスも選択肢です。ただしバスも同じいろは坂を通るので、渋滞の時間帯は同じように時間がかかります。朝7時前・平日午後3時以降という原則は、バスでも変わりません。
華厳ノ滝と日光東照宮の料金と時間
奥日光の紅葉とあわせて訪れたい定番スポットの基本情報です。
スポット | 料金・時間 |
|---|---|
華厳ノ滝 エレベーター | 3月1日〜11月30日 8:00〜17:00/往復 大人600円・小学生400円・未就学児無料(予約不要・先着順) |
日光東照宮 | 拝観 大人・高校生1,600円/小・中学生550円。 |
華厳ノ滝は、エレベーターで滝壺近くの観瀑台へ降りると、滝と紅葉を正面から一度に観賞することができます。

日光東照宮は市街にあり、見頃が11月中旬まで続くので、奥日光の紅葉が終わったあとに立ち寄る計画にも向いています。

中禅寺湖では遊覧船が11月30日まで運航し、湖上から紅葉を眺めることができます。一周は約1時間で、料金と時刻は公式サイトで確認してください。
東京からのアクセスと外国パスポート向けフリーパス
東京から日光へは、浅草発の東武特急が便利です。スペーシアX(SPACIA X)などの特急なら、浅草から東武日光まで約1時間50分です。
訪日旅行者には、東武鉄道の「NIKKO PASS」がお得です。奥日光まで足を延ばすなら、対象エリアが広いALL AREAを選びます。ただしパスに含まれるのは普通列車の往復で、スペーシアXなどの特急に乗るには特急料金が別途必要です。
フリーパス | 内容 |
|---|---|
NIKKO PASS ALL AREA | 大人8,000円・子供4,000円/4日間。 |
NIKKO PASS WORLD HERITAGE AREA | 大人3,000円・子供1,500円/2日間。 |
奥日光(中禅寺湖・戦場ヶ原・湯元温泉)まで行くなら、市街だけのWORLD HERITAGE AREAではバスが足りません。中禅寺湖や華厳ノ滝を目指す場合はALL AREAを選んでください。
東武日光駅から中禅寺湖へはバスで向かいます。渋滞のない時間帯で40〜50分ほど、混雑期は大幅に長くなります。
奥日光の気温と服装の目安
日光は市街と奥日光で標高が1,000メートル近く違います。中禅寺湖や戦場ヶ原は市街よりかなり気温が低く、朝晩の冷え込みも早く訪れます。
10月後半に奥日光へ向かうなら、市街の服装より一枚多めに用意してください。薄手のダウンやウインドブレーカーがあると安心です。11月に入ると奥日光では落葉が進み、見頃の中心は市街へ移っていきます。
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