東京・杉並区の高円寺が、1年でいちばん熱くなる2日間です。2026年の東京高円寺阿波おどりは、8月29日(土)と30日(日)に開催されます。徳島から伝わった阿波おどりを、東京の商店街がまるごと会場にして踊る、都内最大級の夏祭りです。
この記事では、8月29日・30日に開かれる2026年の高円寺阿波おどりについて、開催日と時間、8つの演舞場、有料の特別観覧席と無料で見るときのルール、交通規制、駅からのアクセスまでを、公式発表にもとづいて整理しました。当日に慌てないための「行く前に決めておきたいこと」をまとめています。
8月29日・30日の高円寺阿波おどりとあわせて東京のほかの夏祭りも見比べたい方は、日本の夏祭りガイド2026|屋台の楽しみ方・浴衣・見物のマナー もご覧ください。
2026年の開催概要
まず基本の情報からです。2026年は第67回にあたります。
名称 | 第67回 東京高円寺阿波おどり |
|---|---|
開催日 | 2026年8月29日(土)・30日(日)の2日間 |
時間 | 両日とも午後5時〜午後8時(17:00〜20:00) |
会場 | JR高円寺駅・東京メトロ新高円寺駅 周辺の商店街と高南通り |
主催 | 東京高円寺阿波おどり振興協会(実行委員会) |
入場 | 沿道での観覧は無料(特別観覧席のみ有料) |
例年、2日間で100万人前後の人出があります。前年(2025年)は約102万人が訪れ、延べ158の連(踊りのチーム)が参加しました。なお、公式が案内しているのはこの本大会の2日間で、前夜祭の告知はありません。
公式サイト: 開催概要
街をまるごと使う8つの演舞場

高円寺阿波おどりの会場は、ひとつの広場ではありません。高円寺駅の南北にのびる商店街と、新高円寺方面へ続く高南通りに、合わせて8つの「演舞場」(踊りのステージとなる通り)が設けられます。
2026年の演舞場は次の8か所です。
- 中央演舞場
- ひがし演舞場
- 純情演舞場
- パル演舞場
- 桃園演舞場
- みなみ演舞場
- ルック第一演舞場
- ルック第二演舞場
8月29日・30日とも、どの演舞場も車道を歩行者天国にして踊りの舞台にするため、観客は通りの両側の歩道から見物する形になります。演舞場ごとに雰囲気が違い、駅前の大きな通りは迫力があり、商店街のなかは踊り手との距離が近いのが特徴です。初めて訪れるなら、いちばん規模の大きい中央演舞場は見ごたえがあります。
連の出演スケジュールは公式サイトの運行表で日ごとに公開されます。お目当ての連がある方は事前に確認しておくことをおすすめします。
特別観覧席の料金と申し込み
ゆっくり座って見たい方のために、一部の演舞場には有料の特別観覧席(特別桟敷席)が用意されています。料金は演舞場によって異なり、1口につき入場券が1枚付きます。
中央演舞場 | 15,000円(1口) |
|---|---|
純情演舞場・桃園演舞場・みなみ演舞場から選択 | 10,000円(1口) |
申し込みは1人あたり最大5口までです。この席は振興協会の活動を支える協賛のお礼という位置づけのため、いったん申し込むと返券・キャンセル・変更はできません。雨天で中止になった場合の払い戻しもありません。
対象となる日や時間帯など、席の詳しい条件は公式サイトの案内で確認してください。
申し込み方法は郵便ハガキとインターネットの2通りです。ハガキでの受付は2026年7月15日で終了しており、インターネットでの申し込みは本大会前日の8月28日(金)23時59分まで受け付けています。座席で見たい方は、公式サイトの案内から早めに手続きしてください。
公式サイト: 特別観覧席について −協賛募集要項−
無料で見るときの場所取りルール
特別観覧席以外の沿道は、どこからでも無料で見物することができます。ただし場所取りには明確なルールがあります。
路面にビニールシートやテープを貼っての場所取りは禁止されており、置かれた敷物は撤去の対象になります。座って観覧できるのは有料の特別観覧席だけです。無料で見る場合は、歩道に立って眺めるのが基本になります。
会場周辺は路上禁煙地区で、喫煙は所定の喫煙コーナーに限られます。ゴミは持ち帰りが原則で、踊りが行われている演舞場(車道)内へは立ち入ることができません。混雑時は警備員の誘導に従ってください。
公式サイト: 観覧マナーについて
交通規制の時間と区域(8月29・30日)
開催中は会場一帯で車の通行規制がかかります。規制されるのは8月29日(土)・30日(日)の両日、午後4時10分から午後8時30分(16:10〜20:30)です。
規制の区域は、青梅街道・環状七号線・早稲田通り・馬橋通りに囲まれた高円寺南・北の一帯です。この時間帯は区域内への車の進入と通行ができなくなります。規制は杉並警察署の許可のもとで行われます。車での来場は避け、公共交通機関を利用してください。
公式サイト: 開催に伴う交通規制について
最寄り駅からの徒歩時間
会場へは複数の駅から歩いて向かうことができます。中心となるのはJR高円寺駅と東京メトロ丸ノ内線の新高円寺駅です。
JR高円寺駅(中央・総武線 各駅停車) | 徒歩約5分 |
|---|---|
東京メトロ丸ノ内線 新高円寺駅 | 徒歩約5分 |
東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅 | 徒歩約12分 |
JR阿佐ケ谷駅 | 徒歩約15分 |
JR中野駅 | 徒歩約15分 |
東京メトロ丸ノ内線 南阿佐ケ谷駅 | 徒歩約20分 |
当日は高円寺駅と新高円寺駅がたいへん混雑します。帰りの時間をずらすか、少し離れた阿佐ケ谷駅や中野駅から歩くと、改札の混雑を避けやすくなります。
公式サイト: アクセスマップ
雨天時の対応
高円寺阿波おどりは、多少の雨なら決行されます。ただし、強い雨のときは中止となる可能性があります。
順延(別の日への振り替え)は公式に案内されていないため、荒天が予想される日は、当日の公式サイトやSNSで最新情報を確認してください。前述のとおり、特別観覧席は雨天中止でも払い戻しがありません。
屋台・露店の有無と沿道のようす(8月29・30日)

「祭り=屋台」というイメージを持つ方も多いと思いますが、高円寺阿波おどりは車道を演舞場として使う「踊り」の祭りです。公式サイトの案内には、8月29日・30日を通じて露店や屋台の出店に関する記載はありません。
一方で、会場となる高円寺の各商店街には飲食店や物販店が数多くあり、当日(8月29日・30日)はこれらの店舗が営業しています。飲み物や軽食は、沿道の商店街の店舗を利用するのが基本になります。露店を目当てにするより、高円寺の街そのものを楽しむつもりで訪れるのがおすすめです。
1957年に始まった高円寺の夏
高円寺阿波おどりが始まったのは1957年(昭和32年)です。高円寺のパル商店街の有志が、隣町の阿佐谷七夕まつりに対抗し、街をにぎやかにしようと始めた催しが原点でした。当初は「高円寺ばか踊り」と呼ばれ、やがて本場・徳島の阿波おどりを本格的に取り入れて、いまの形へと発展しました。
そこから60年以上を重ね、いまでは東京を代表する夏祭りに育ちました。本場・徳島に引けを取らない踊りの質の高さでも知られ、全国の連が参加します。
夏の終わりの高円寺で、鉦(かね)と太鼓の音に包まれる2日間は、東京の夏の醍醐味のひとつです。
東京のほかの夏の催しとあわせて計画したい方は、東京の夏イベントカレンダー2026|7〜8月の祭り・花火・夏イベント も参考にしてください。

