八瀬の瑠璃光院は、書院の机や床に庭のもみじが映り込む一枚の写真で知られる寺院です。ただ、気軽に拝観できる場所ではありません。通常は非公開で、春・夏・秋の公開のときだけ門が開きます。2026年秋の公開は10月1日から12月13日までで、そのうち11月13日から12月6日までだけが予約制という二段構えです。
この記事では、2026年秋に瑠璃光院へ紅葉を見に行くための「いつ行けるか・予約が要るか・いくらか」だけを整理します。京都のほかの紅葉スポットと合わせて回りたい方は、京都の紅葉2026|エリア別の見頃と名所 を先に見ておくと、日程が組みやすくなります。
2026年秋の公開は10月1日〜12月13日。予約が必要なのは11月13日〜12月6日だけで、10月1日〜11月12日と12月7日〜13日は予約なしで拝観できます。
開催期間・拝観時間・料金
まず、日程と料金の全体像です。金額は春夏秋で共通ですが、日程と予約の要否は季節で変わります。
項目 | 内容 |
|---|---|
開催期間 | 2026年10月1日(木)〜12月13日(日) |
拝観時間 | 10:00〜17:00(受付終了16:30)。 |
拝観料 | 大人2,000円/中高生1,000円(学生証の提示) |
予約 | 11月13日〜12月6日のみ必要(往復はがきの抽選・8月20日締切)。 |
最寄り駅 | 叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」から徒歩10〜13分 |
拝観料の2,000円は、京都の寺院のなかでは高めの設定です。そのぶん、書院からの眺めや、丁寧に手入れされた庭をゆっくり味わうための拝観料だと考えると、印象が変わります。小学生と未就学児は、大人1名につき1名まで無料で、2人目からは1名1,000円です。
予約の仕組みと応募の締切
瑠璃光院で最初につまずきやすいのが、この予約です。順番に整理します。
2026年秋で予約が必要なのは、11月13日(金)から12月6日(日)までです。それ以外の日、つまり10月1日から11月12日までと、12月7日から13日までは、予約なしでそのまま受付へ行けます。
予約が要る期間は、ちょうど八瀬の紅葉が色づく時期に重なります。逆に言えば、11月上旬までなら予約なしで行けるということです。色づき始めでもかまわないなら、11月12日までを狙うと手続きが要りません。
この期間の予約は往復はがきによる抽選で、応募は2026年8月20日(木)の消印で締め切られています。当選した人には9月25日ごろに返信はがきが発送され、この期間に拝観できるのは当選者だけです。公式のQ&Aでは、当日の予約もできないと案内されています。
そのため、今から11月13日〜12月6日の昼に拝観する方法はありません。抽選に当選していない人がこの期間に訪ねる手段は、後述するJR東海ツアーズの夜間特別拝観だけです。ただし夜間は11月14日・15日と11月20日以降の開催で、11月13日と16日〜19日は夜の拝観もありません。
これから計画する場合、予約なしで拝観できるのは10月1日〜11月12日と12月7日〜13日です。抽選に当選した人は、返信はがきで指定された受付時間に合わせて訪ねてください。
- 10月1日〜11月12日に行くなら:予約は不要。ただし混雑する土日は待ち時間が出ます
- 11月13日〜12月6日に行くなら:抽選に当選した人だけが拝観できます。応募は8月20日で締め切られました。夜はJR東海ツアーズの夜間特別拝観があります
- 12月7日〜13日に行くなら:予約は不要。紅葉の終わりぎわを静かに見たい人向けです
紅葉の見頃と、静かに見るための時間
八瀬の見頃は、例年11月下旬から12月上旬です。八瀬は市街地の寺より標高が高く、年によっては少し早く色づきます。写真で見るような、机いっぱいに広がる赤を狙うなら、11月20日以降を目安にすると外しにくいです。ただし、この時期の昼は抽選の当選者しか入れないため、今から計画するなら夜間特別拝観か、12月7日以降が候補になります。
瑠璃光院は書院の中でじっくり眺める拝観なので、人が増えると机の前に列ができます。予約が要らない日に静かに見たいなら、10:00の開門直後を狙ってください。京都駅や出町柳から向かうと到着が昼前後になりやすく、ちょうど混み合う時間と重なります。八瀬まではやや距離があるぶん、朝いちばんで入る計画にすると、写真も落ち着いて撮影できます。
近くの紅葉と組み合わせるなら、通天橋の紅葉で知られる 東福寺の紅葉2026 や、夜のもみじで知られる 永観堂の紅葉2026 では、瑠璃光院とは違った趣の紅葉を楽しむことができます。移動の組み方は 京都の紅葉、混雑期の移動2026 にまとめています。
名物「机の写り込み」を撮るには

瑠璃光院の代名詞が、書院2階から見る机の写り込みです。磨き込まれた黒い天板に、窓の外のもみじがそのまま映ります。
人気の場所なので、混雑期は撮影ポイントを譲り合うのが前提になります。長い時間の独占は避け、手短に撮影して次の人へ場所を譲りましょう。
なお公式サイトでは、三脚や一脚の使用、撮影会、商用写真の無断撮影を禁止しています。手持ちで撮影し、当日の掲示と係の方の案内に従ってください。
夜間特別拝観(JR東海ツアーズ)
「瑠璃光院のライトアップ」として知られる夜の拝観は、寺ではなく、JR東海ツアーズの旅行プランとして行われます。
2026年は「瑠璃光院 夜間特別拝観」として、11月14日・15日と、11月20日から12月6日までの夜に行われます(平日は11月20日〜12月4日、土日祝は11月14日・15日と11月21日〜12月6日)。時間は第1部が18時15分〜19時30分(最終受付18時45分)、第2部が19時45分〜20時30分(最終受付20時)です。
料金は1人6,000円で、夜間特別拝観券に、叡山電車の1日乗車券と叡山ケーブル・ロープウェイの往復乗車券がついたセットです。申し込みは寺の公式サイトではなく、JR東海ツアーズの予約サイトから行います。平日の第2部には特別な切り絵御朱印が、土日祝の第2部には演奏家による生演奏がつきます。
昼の抽選とは別の申し込みです。空き状況はJR東海ツアーズの瑠璃光院のプラン一覧で確認してください。
拝観時間も期間によって違います。予約が要らない日は10時から17時(受付終了16時30分)、予約制の11月13日〜12月6日は9時から18時(最終入場17時30分)です。当選者は、希望した時間帯の中で寺が指定した受付時間に入ります。
アクセスと拝観の基本
最寄りは叡山電鉄の「八瀬比叡山口駅」です。寺の案内では、京都駅からは地下鉄烏丸線で国際会館駅まで約20分、京都バス19系統(大原行)に乗り換えて八瀬駅前まで約12分、そこから徒歩約10分です。京都駅から京都バス17系統(大原行)で八瀬駅前まで行く方法もあります(約52分)。出町柳駅からは、叡山電鉄で八瀬比叡山口駅まで約14分、駅から徒歩約12分です。
拝観の前に押さえておきたい点をまとめます。
- 駐車場はありません。公共交通機関で向かってください
- 拝観料は山門手前の受付で支払います。現金のみです
- 旅行会社のツアーや団体ツアーは受け付けていません
- 通年公開ではないため、春夏秋の公開期間以外は拝観できません
- 秋の予約・拝観時間・料金は変更されることがあるので、出発前に公式サイトで最終確認を