秋の味覚2026|さんま・松茸・栗・新米はいつが旬?どこで楽しめる?

Mby Mori
秋の味覚が並ぶ食卓。塩焼きのさんま、松茸、栗ごはん、新米、シャインマスカットなど、9〜11月に旬を迎える日本の秋の食材。

日本の秋は「食欲の秋」と呼ばれます。暑さがやわらぐ頃、米・栗・きのこ・果物、そして秋の魚がいっせいに旬を迎え、1年でもっとも食卓がにぎわう季節になります。

この記事では、2026年の秋(9〜11月)に何が旬なのか、日本ではどう味わうのか、そして旅行者がどこで手に入れるのかを、食材ごとにまとめました。秋の行事については、お月見(十五夜)おはぎと秋分の日日本の紅葉2026 の記事もご覧ください。

2026年の秋でひとつ知っておきたいのが、さんまです。今年は記録的な不漁が予報され、例年より小ぶりで値も張りそうです。定食で見かけたら、迷わず注文しましょう。


秋の味覚カレンダー(旬の早見表)

旬は地域や品種で前後します。下の表は「だいたいこの時期」という目安として見てください。

食材

旬の目安

さんま

9〜11月

松茸

9〜10月

しいたけ・まいたけ・しめじ

9〜11月

9〜10月

新米

8月下旬〜10月

さつまいも

9〜11月(貯蔵で食べ頃は後ろへ)

かぼちゃ

9〜12月

シャインマスカット・ぶどう

8〜10月

8〜10月

いちじく

8〜10月

9月下旬〜12月

りんご

9〜11月(ふじは11月が最盛)

秋鮭・いくら

9〜10月

銀杏

9〜11月


さんまと秋の魚(2026年は記録的不漁の予報)

秋の魚といえば、まずさんま(秋刀魚)です。定番は塩焼きです。大根おろしとすだち、かぼすを添え、定食で味わうのが王道です。

ただ2026年は事情があります。水産研究・教育機構が7月28日に発表した予報では、今年のさんまの来遊量は、比較可能な2003年以降でもっとも少ない見通しです。

調査海域の推定分布量は約42万9千トンで、前年の109万9千トンから大きく減り、魚体も小ぶりになると見られています。2026年の漁獲枠も、前年比4.3%減の9万1554トンと過去最少の水準です。

とはいえ、さんまが食卓から姿を消すわけではありません。水揚げは2019〜2022年の記録的な不漁からいったん持ち直してきました。今年は小ぶりで値も張りそうですが、そのぶん旬の一尾を探す価値があります。

もう一つの秋の魚がです。北海道の水揚げは9〜10月がピークで、この時期に戻ってくる鮭は「秋鮭(あきざけ)」と呼ばれます。

各家庭でいくらづくりが始まるのもこの頃です。ごはんにのせればいくら丼、身は味噌で焼いてちゃんちゃん焼きにします。


松茸としいたけ、秋のきのこ

秋のきのこの王様が松茸です。旬は9〜10月です。国産は相場の変動が大きく、数千円から数万円までと非常に高価で、京都・丹波産が最高級とされます。輸入ものは、その何分の一かの値段で手に入ります。

食べ方は、土瓶蒸し、松茸ごはん、焼き松茸など、香りを楽しむ料理が定番です。

普段づかいのきのこも、今がいちばんです。しいたけ・まいたけ・しめじは秋に香りが高まり、とくに秋のしいたけは格別です。天ぷらや鍋、炊き込みごはんによく合います。松茸ほど贅沢をしなくても、秋の味覚を気軽に味わうにはうってつけです。


新米・栗・さつまいも(実りの秋)

秋は収穫の季節です。日本の主食が旬を迎えます。

新米は、8月下旬の早場米から出回りはじめ、9〜10月に本格化します。つやと粘りが持ち味です。

なお日本の米は2024年から歴史的な高値が続いてきました。ただ2026年に入って、店頭価格もようやく落ち着いてきています。

の旬は9〜10月です。全国でいちばんの産地は茨城県です。栗ごはん、モンブラン、路上で売られる天津甘栗、そして数えきれない秋のスイーツになります。

さつまいもは、寒くなると街のあちこちに登場します。代表格が焼き芋で、スーパーや専門店、移動販売の車で売られています。品種は「ねっとり系」の紅はるか、「しっとり系」のシルクスイートなどが人気です。

ほくほくのかぼちゃや、茶碗蒸し・塩炒りで味わう銀杏(ぎんなん)も、実りの秋の食卓を彩ります。


秋のフルーツ(シャインマスカット・梨・柿・りんご)

日本の秋のフルーツは、食べるだけでなく、贈り物にもなります。最高級のシャインマスカットは、箱詰めの贈答品として扱われるほどです。

シャインマスカットは、皮ごと食べる種なしの緑のぶどうです。強い甘さで、秋のフルーツの主役です。旬はおよそ8〜10月で、山梨・長野が主産地です。

みずみずしいは、8月から10月にかけて、品種を替えながら旬を迎えます。は9月下旬から出回り、甘い次郎柿・富有柿は11月が最盛期です。りんごは秋を通して実り、11月には人気の「ふじ」が登場します。いちじくも、秋のはじめを彩ります。

首都圏の近郊には、味覚狩り(もぎとり)ができる農園も多くあります。ぶどうは8月中旬から、梨は10月ごろまで、りんごは9〜11月、柿は10月中旬〜11月中旬が目安です。開園時間・料金・予約の要否は農園ごとに違うので、出かける前に、それぞれ確認してください。


デパ地下・道の駅・飲食店(楽しめるお店・購入できる場所)

いちばん手軽なのがデパ地下(百貨店の地下食品売り場)です。栗・さつまいも・かぼちゃを使った秋のスイーツから、松茸や旬の魚まで、ひと所でそろいます。

道の駅(全国に1,231駅)や地元の直売所は、旬の果物・野菜・新米が、もっとも新鮮で手ごろです。車で回るなら、立ち寄る価値があります。

食事なら、定食屋のさんま塩焼き定食、和食店の松茸料理、天ぷら屋のきのこ・さつまいも・銀杏。どれも秋ならではです。

しかも、秋の味覚は贅沢なものばかりではありません。スーパーの焼き芋や和菓子店の栗きんとんなど、手ごろに楽しむ道もあります。

コンビニやカフェチェーンも、栗・さつまいも・かぼちゃ・月見の商品を毎年秋に出します。いちばん気軽な秋の味わい方です。

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