ジブリパーク(愛知)は、当日に窓口でチケットを買うことができません。すべての券が日時指定の予約制で、事前にオンラインでの購入が必要です。しかも人気の枠は発売初日のうちに埋まることがあります。だから出発前に決めておきたいのは、どの券を買うかと、いつ買うかの2つです。
この記事では、その2つに加えて、券種ごとの対象エリアの違い、購入の手順、そして希望日が完売だったときの現実的な対処法をまとめます。東京旅行と合わせて計画しているなら、仕組みがまったく異なる三鷹の森ジブリ美術館(毎月10日発売・記名式・抽選が中心)は別記事にしています。
チケットは入場日の2か月前、毎月10日の14時に一斉発売。券種は、14時になる前に決めておく。
発売は「2か月前の10日・14時」
ジブリパークのチケットは、入場する月の2か月前の10日14時(日本時間)に一般販売が始まり、先着順で売り出されます(抽選ではありません)。たとえば2026年11月に行くなら、発売は2026年9月10日の14時です。
入場は時間指定制で、指定の時刻を大きく過ぎると入場できないことがあります。特に人気の高いジブリの大倉庫は、土日祝の枠から先に埋まっていきます。
旅行の日程が固定なら、そこから逆算しておきましょう。行きたい月の2か月前の10日を調べ、14時ちょうどに購入手続きへ進むために、事前にログインを済ませておくと安心です。
購入には2つの制限があります。同じ券種は1人につき1か月に1回まで、1回の注文で最大6枚までです。誰と行くか、どの券にするかは、14時になる前に決めておきましょう。
購入後は、日付・時間・券種・枚数のいずれも変更や払い戻しができません。
プレミアムとスタンダードの違い
主な券種は2つで、違いはエリアの数だけではありません。建物の「中」に入場できるかが分かれ目で、初めての人がいちばん取り違えるところです。
大さんぽ券プレミアムは、5つのエリア(ジブリの大倉庫・青春の丘・どんどこ森・もののけの里・魔女の谷)すべてに加えて、主要な建物の内部まで観覧できます。対象となる建物は、地球屋、サツキとメイの家、オキノ邸、ハウルの城、魔女の家です。ハウルの城やサツキとメイの家の中に入りたいなら、これが唯一の選択肢です。
大さんぽ券スタンダードは、3つのエリア(ジブリの大倉庫・もののけの里・魔女の谷)だけが対象です。青春の丘とどんどこ森は対象外で、入場できません。
建物の内部も含まれません。オキノ邸・ハウルの城・魔女の家に入場するには、当日パークで配布される「特別施設当日入場券」が別途必要です。料金はオキノ邸と魔女の家が各400円(子ども200円)、ハウルの城が1,000円(子ども500円)で、いずれも当日先着です。
混雑する日にはこの当日券がなくなることもあり、これがプレミアムを選ぶ最大の理由になります。
券種 | 平日(大人/子ども4〜12歳) | 土日祝 |
|---|---|---|
大さんぽ券プレミアム | 7,300円/3,650円 | 7,800円/3,900円 |
大さんぽ券スタンダード | 3,300円/1,650円 | 3,800円/1,900円 |
3歳以下は無料です。料金は平日より土日祝が高いので、平日に行くほうが費用も抑えやすく、混雑もゆるやかです。
パークの一部だけを見たいなら、より安いエリア個別券もあります。ジブリの大倉庫単独が2,000円(子ども1,000円)、青春の丘とどんどこ森は各1,000円(子ども500円)、屋外の丘をめぐる里山さんぽ券は平日1,000円(子ども500円)・土日祝1,500円(子ども750円)です。
ただ遠方から初めて訪れるなら、当日券を取り合わずに済むプレミアムのほうが無難です。
どこで買うか(国内・海外)
国内での購入は、中日新聞社とローソンが運営する「Boo-Woo チケット」が基本です。海外在住の家族や友人と手配するなら、公式の英語ページに購入経路がまとまっています。チケットだけを買うなら、海外向けの窓口はローソンチケット(英語)とKlook、宿泊とセットのパッケージはJTB・サンライズツアー・KKdayです。
発券時にはサービス料が加算されます(金額はチェックアウト時に表示され、当日入場券は対象外)。Klookなど再販サイトでは各社の手数料が別途かかる場合があります。
すべて記名式で、入場時には券面の名義本人が写真付き身分証を提示します(海外からの来園ならパスポート)。抜き打ちで確認されることがあるので、名義人本人が当日同行できるように購入しておきましょう。
完売だったときの対処法
ジブリパークには公式のリセールやキャンセル待ちがありません。予約は変更も払い戻しもできないため、キャンセルが戻ってくることを当てにしないほうが賢明です。売り切れた土日の枠を追いかけるより、次のように日程や券種などの条件を変えるのが現実的です。
- 平日にずらす。平日の枠は土日祝よりも空きが出やすく、料金も安く済みます。
- 月をずらす。日程に余裕があれば行く月を変え、その月の発売日(10日14時)ちょうどに買います。
- プレミアムをやめてスタンダード+当日券にする。青春の丘とどんどこ森は諦めることになりますが、大倉庫・もののけの里・魔女の谷は初めての人にとって見どころが詰まっています。
- 祝日と学校の長期休みを避ける。こうした時期はいちばん早く埋まります。
アクセス・営業時間・休園日
パークは愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)の中にあります。最寄りはリニモ(愛知高速交通 東部丘陵線)の「愛・地球博記念公園」駅で、2番出口を出てすぐです。名古屋駅からは直行バス、中部国際空港(セントレア)からもバスの便があります。
営業時間は平日が10時〜17時、土日祝が9時〜17時で、週末はパーク全体が1時間早く開きます。休園日は毎週火曜(火曜が祝日の場合は翌平日)で、ほかに年末年始とメンテナンスのための休園日もあります。営業日や時間は予告なく変わることがあるため、チケットを確定する前に、自分の行く日を公式カレンダーで確認しておきましょう。

