日本で洗濯する方法2026|コインランドリーの使い方・料金・支払いと、洗剤を持っていかなくていい理由

日本のコインランドリーは、旅行者が思うよりずっと簡単で、洗剤を持っていく必要もありません。街の店舗は洗濯300〜1,000円ほど、乾燥は100円で数分ずつ。料金と使い方、支払い(現金・ICカード・アプリ)、ホテルの洗濯機、手洗いのコツまで、2026年の実用情報を1本にまとめました。

Moriby Mori

日本各地を歩き回りたいエディター。日本の小さな日常を発信。

コインランドリー店内に並ぶ大型のドラム式洗濯乾燥機。各機の上部には洗濯・乾燥コースや料金、サイズ(S・M)を示す案内パネルが掲示されている。

2025年の夏(6〜8月)、東京で最高気温が35℃以上になった日は25日、夜も25℃を下回らない熱帯夜は45日ありました(気象庁)。この気候のなかを一日歩けば、朝に着たTシャツは夕方には汗を吸って重くなっています。

10日間の旅行に、Tシャツを10枚詰めてくる方がいます。行きから重く、帰りは土産物で膨らみます。もう一つの方法は、旅の途中で洗濯することです。日本のコインランドリーは想像よりずっと簡単で、しかも洗剤を持ち込む必要がありません。夏の持ち物と服装そのものは 日本の夏の服装ガイド2026|猛暑・湿度・突然の雨に、何を着ていくか にまとめています。

まず結論:洗濯の3つの選択肢

選択肢

費用の目安

向いている場面

街のコインランドリー

洗濯300〜1,000円。乾燥は100円で数分ずつ追加

まとめて洗う。ホテルに設備がないとき

ホテル館内のコインランドリー

1回あたり数百円(ホテルにより異なる)

夜のうちに済ませたい。荷物を持ち歩きたくない

部屋で手洗い

ほぼ無料(洗濯ネット110円〜)

下着・靴下だけ。滞在が短いとき

支払いは100円硬貨が基本ですが、交通系ICカードやアプリに対応する店舗も増えています。洗剤は、主要なチェーンであれば持参不要です。

費用はあくまで目安です。表の金額は、料金を公開している数少ないチェーンであるWASHハウスの例で、同社も「料金は店舗や時間などによって変化します」と注記しています。日本のコインランドリーに、全国共通の料金表はありません。


洗剤は持っていく必要がありません

まず、いちばん大切なことをお伝えします。日本の主要なコインランドリーチェーンでは、洗剤と柔軟剤が機械から自動で投入されます。マンマチャオは公式ガイドで「洗剤は自動投入されます」と案内し、Baluko Laundry Placeは「洗剤と柔軟剤は自動で適正量が投入されるので、洗剤や柔軟剤を準備する必要はありません」と書いています。コインランドリーピエロも、業務用の中性洗剤が自動で投入されます。

ですから、洗剤の小袋を詰めてくる必要はありません。自分で入れると自動投入分と合わさって泡が過剰になります。投入口が見当たらないのは、入れ忘れではなく、入れなくてよい機械だからです。ただし個人経営の古い店や一部のホテルの機械には自動投入がないので、コインを入れる前に操作パネルの表示を確認してください。


料金と所要時間

公式サイトで料金を公開しているWASHハウスの例です(2026年7月時点。料金は店舗により異なります)。

洗濯機 22kg

通常コース700〜1,000円・約31分

洗濯機 12kg

通常コース400〜600円・約31分

洗濯機 7kg

300円・約30〜40分

乾燥機 25kg

100円で6〜8分運転

乾燥機 14kg

100円で8〜10分運転

注意したいのが乾燥機です。街のコインランドリーの乾燥機は「1回いくら」ではなく「100円で◯分」という時間売りが一般的で、乾き具合を見ながらコインを足していきます。Tシャツや下着が中心なら目安は300円から400円ほど。厚手のジーンズやタオルが混ざると、もう少しかかります。

時間の感覚もつかんでおくと、計画が立てやすくなります。Baluko Laundry Placeは、洗濯と乾燥をまとめて約60分、洗濯のみ約30分、乾燥のみ30〜40分。コインランドリーピエロも洗濯・乾燥それぞれ30分程度です。通しで洗うなら、1時間は空けてください。

多くの店は無人です。近くのカフェで待つか、コンビニで買い物を済ませてくるとよいでしょう。ただし、洗濯物を置いたまま長時間戻らないのは避けてください。無人であるということは、誰でも出入りできるということでもあります。


支払い方法:現金だけとは限りません

以前は100円硬貨をかき集める必要がありましたが、状況は変わりました。コインランドリーピエロは現金とICカードに加えて専用アプリに対応し、アプリ経由なら常時5%引きになると公式のよくある質問に記載があります。Baluko Laundry Placeは基本がコイン投入で、一部の店舗はアプリ決済やチャージ式カードも使用可能です。マンマチャオはコインとプリペイドカードが基本で、Suica、PASMO、nanaco、iD、WAON、楽天Edyといった電子マネーに対応しているのは、全国15都道府県の46店舗にとどまります。

キャッシュレス対応が進んでいるかは、店舗によってまちまちです。100円硬貨を数枚は財布に残しておいてください。両替機を備えた店舗も多いのですが、高額紙幣に対応していない機械もあります。支払い手段の全体像は 日本の支払い方法 完全ガイド2026|現金・ICカード・タッチ決済・QRの使い分け で解説しています。


洗濯乾燥一体型か、洗濯機と乾燥機が別か

日本のコインランドリーには2種類の機械が混在しています。ここが、初めて利用する方がいちばん戸惑いやすい点です。

一つは洗濯乾燥一体型。衣類を入れてコインを投入すれば、洗濯から乾燥まで1台で完結します。所要時間はおよそ60分で、移し替えの手間がなく、旅行者にはこちらが向いています。もう一つは、洗濯機と乾燥機が別々に並ぶ形式です。ヒルトン東京ベイの館内コインランドリーがこれで、洗濯機6台と乾燥機8台が別の設備として置かれています。

見分け方は単純です。操作パネルに「洗濯乾燥」のコース名があれば一体型、「洗濯」「乾燥」しかなければ別々の機械です。乾燥機の台数のほうが多い店舗も、別々の形式だと判断できます。


主なチェーンと、街での見つけ方

厚生労働省の調査によると、コインランドリー(コインオペレーションクリーニング営業施設)は2013年度時点で全国に16,693施設ありました。やや古い数字ですが、規模感の参考にはなります。観光地の真ん中ではなく、駅から数分離れた生活道路沿いを歩けば、たいてい見つかります。

探すときは、地図アプリに「コインランドリー」と入力してください。マンマチャオは全国500店舗以上。Baluko Laundry Placeはカフェを併設した明るい店舗が多く、1時間の待ち時間を過ごしやすい設計です。


ホテルで洗濯を済ませる

ビジネスホテルには、館内にコインランドリーを設置している店舗が多くあります。東横INN、アパホテル、ドーミーイン、スーパーホテル、ルートインでも見かけますが、料金と設置状況は各ホテルで異なり、チェーン全体の統一料金表は公開されていません。予約前に、そのホテルの公式ページで確認してください。料金を公開している例が、ヒルトン東京ベイです。

場所・営業時間

地下1階・24時間

洗濯機

5kg×6台/1回 約31分 600円(洗剤は自動投入)

乾燥機

5kg×8台/1回 約15分 200円

支払い

現金(100円硬貨のみ)または電子決済

洗濯物を抱えて夜道を歩かずに済み、乾燥を待つあいだ部屋で休むことができます。一方で台数が限られるため、夕方から夜9時ごろは順番待ちになりがちです。朝の出発前か、到着した日の早い時間帯を狙ってください。


部屋で手洗いする

下着と靴下だけであれば、洗面台で十分です。滞在が2〜3泊なら、これが最も手軽な方法だと思います。日本のビジネスホテルの浴室には、物干し用のロープが備え付けられている場合があります。無ければ、バスタオルで水気を取ってからハンガーに掛け、浴室の換気扇を回しておけば翌朝には乾いています。日本の夏は湿度が高いので、換気扇は必ず回してください。

小物は100円ショップで揃います。ダイソーの「旅する洗濯ネット」は税込110円から220円で、旅行中は小物入れとして使い、帰宅後はそのまま洗濯ネットになります。店の選び方は 日本の100円ショップ完全ガイド2026|ダイソー・セリア・キャンドゥの違いと、旅行者が買うべきもの にまとめました。


スニーカーも洗濯できます

日本のコインランドリーには、スニーカー専用の機械を置いている店舗があります。Baluko Laundry Placeのスニーカー洗濯機は洗濯が約20分、乾燥が約40分。WASHハウスはスニーカーウォッシャーが200円、スニーカードライヤーが100円で20分の運転です。

日本の旅行は、想像より歩きます。浅草から上野まで、京都の寺を三つ、そして駅の乗り換え。帰国の前日に洗っておくと、家に着いたときの気分が違います。ただし、革靴と、洗濯機の使用不可と表示された靴は入れないでください。


荷物そのものを軽くする

洗濯を旅程に組み込むと、持ち物の考え方が変わります。Tシャツは3枚、下着は4日分あれば足ります。それでも荷物が増えたときは、宅配便でホテルや空港に送る方法があります。手順は スーツケースはホテルに送ればいい——日本の「宅急便」で手ぶら観光を実現する方法 に、駅のコインロッカーや預かりサービスは 東京で荷物を預ける完全ガイド2026|コインロッカー・預かりアプリ・手ぶら観光の方法 に書いています。

洗濯は、旅の途中の1時間です。その1時間で、スーツケースは何日ぶんも軽くなります。夏の暑さへの備えは 日本の夏は本当に暑い|熱中症から身を守る対策ガイドと、冷感グッズはどこで買う? に、待ち時間の買い物先は 日本のコンビニ完全ガイド|訪日旅行者のための使い方・買うべきもの・ATM・サービス にあります。

※料金・設備・支払い対応は変更されることがあります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

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