ズワイガニ解禁2026|松葉ガニ・越前がに・加能ガニの違いと、いつ・どこで食べられるか

Mby Mori
カニ会席で供される、ゆでたズワイガニ(松葉ガニ)一杯

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冬の日本海を代表する味覚、ズワイガニの漁が、例年11月6日に解禁されます。山陰から北陸にかけての日本海側が、冬のカニの産地です。

ところが、ズワイガニは産地ごとに呼び名が変わり、オスとメスで漁期も違います。この記事では、日本海側のズワイガニの解禁日・産地ブランドの違い・旬の時期と場所を、県や漁協の情報をもとにまとめました。

予定を立てる前に、オスとメスのどちらを食べたいかを決めておきましょう。オス(松葉ガニなど)は春先まで、メス(せいこがに)は年内で終わる地域が多いためです。


解禁は例年11月6日

山陰から北陸にかけての日本海側では、ズワイガニ漁(底びき網)の禁漁期間が3月21日から11月5日までと定められています。そのため、オスの漁が解禁になるのは毎年11月6日です。福井県の資料によると、前夜の5日22時ごろに漁船が一斉に出港し、6日午前0時に網を入れます。

解禁日が、そのまま初水揚げの日になるとは限りません。海が荒れると出漁できず、水揚げがずれ込みます。2024年は悪天候で11月6日の出漁が見送られ、福井の初水揚げは2日遅れの11月8日になりました。

解禁直後は出回る量が少なく、最高級品にはご祝儀相場の高値がつきます。落ち着いて食べたいなら、漁が安定してくる解禁の少しあとが狙い目です。解禁日に合わせて出かけるなら、初水揚げが予定どおり行われたかを、各県や漁協の発表で確認してください。


松葉ガニ・越前がに・加能ガニの違い

松葉ガニも越前がにも加能ガニも、種としては同じズワイガニ(主にオス)です。水揚げされた港や産地によって、別のブランド名で呼ばれているだけです。京都府の資料でも、地域ごとの呼び名が一覧で示されています。

ブランド名

主な産地・漁港

認定タグ

最高級ランク

松葉ガニ

鳥取・島根・兵庫北部(山陰の総称)

—

五輝星(鳥取)

越前がに

福井・越前漁港

黄色

極(きわみ)

加能ガニ

石川・加賀〜能登

—

輝(かがやき)

間人ガニ

京都・間人漁港

緑

特定ランクなし

※認定タグの「—」は、タグの色を公式には確認できなかったことを表します。タグが無いという意味ではありません。

産地によっては、どの港のどの船で揚がったかを示すタグを足に付けます。色で産地が分かるのはこのためです。表にある最高級ランクは、大きさや身入りの基準を満たした一杯だけに与えられる称号です。

兵庫・香住の「香住ガニ」は、ズワイガニとは別種のベニズワイガニです。漁期も9月から翌5月までと長く、11月6日に解禁されるズワイガニ(松葉ガニ)より前から水揚げされています。


オスとメスで異なる漁期と呼び名

ズワイガニはオスとメスで呼び名も漁期も違います。大きくて身の多いオスには「松葉ガニ」「越前がに」などのブランド名が付き、小ぶりなメスは産地ごとに「せいこがに」「セコガニ」「香箱がに」「親がに」などと呼ばれます。メスは卵(内子・外子)を抱え、オスとはまったく違う濃厚な味で好まれています。

メスはオスより漁期が短く、福井ではオスの漁が翌年3月20日まで続くのに対し、メス(せいこがに)は12月31日で終わります。

メスが目当てなら、出かけるのは11月から12月です。終わる時期は地域ごとに少しずつ違うため、12月に入ったら各産地の情報を確認しておくと確実です。


旬の時期と主な産地

解禁日に出漁した船は昼ごろ港へ戻り、その日の夕方から初競りが始まります。たとえば福井の越前漁港では、初競りは16時ごろからです。店や宿に並ぶのは、早ければ解禁当日の夜、多くは翌日以降です。

主な産地と港は、次のとおりです。

  • 鳥取(境港・賀露・網代など):松葉ガニの本場で、最高級ブランド「五輝星」の産地
  • 兵庫・但馬(城崎温泉・津居山):カニ会席を出す宿が集まる温泉地
  • 福井(越前漁港):越前がにが水揚げされ、初競りが行われる港
  • 石川(金沢・加賀):加能ガニが並ぶ金沢の市場と、加賀の温泉地
  • 京都(間人・舞鶴):希少な間人ガニで知られる丹後の港

値段の目安と予約

価格はブランドや大きさによって、かなりの差があります。初競りでは、鳥取の「五輝星」が2019年に1杯500万円という過去最高値で落札されたと報じられました。石川の加能ガニ「輝」も2025年に450万円で競り落とされ、歴代2位とされています。

いずれも年に数杯だけの最高級品につく特別な値で、店で食べるときの値段の目安にはなりません。

福井県の資料にある産直価格では、越前がに1杯(1.0〜1.1キロ)が38,300円、メスのせいこがにの甲羅盛りが1,800〜2,150円です。温泉宿のカニ会席は、内容によって数万円まで幅があります。

どこで食べるにしても、冬の週末や年末年始は宿も専門店も混み合います。出かける日が決まったら、宿や店は早めに予約してください。

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