茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園は、秋になると「みはらしの丘」が一面のコキアで真っ赤に染まります。まんまるの草が丘いっぱいに広がる景色は、日本の秋を代表する眺めのひとつです。
ただ、コキアは色がめまぐるしく変わる植物です。訪れる時期が1週間ずれるだけで、緑や黄金色の丘を見ることになります。この記事では、真っ赤なコキアに出会うにはいつ行けばいいのか、夜のライトアップはいつ・いくらなのか、料金・アクセス・混雑の避け方まで、当日の判断に必要な情報だけをまとめました。
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コキアの見頃と色の移り変わり

みはらしの丘のコキアは、季節とともに色を変えます。公式サイトによると、8月中旬から9月下旬は緑葉で、10月上旬に緑と赤のグラデーションへ移り、10月中旬に真っ赤なピークを迎えます。
公園が2026年9月17日に公表した予想では、紅葉の始まりは10月10日ごろ、見頃は10月15日ごろです。真っ赤な状態が続くのは、おおむね1週間から10日ほど。10月下旬には赤から茶色へ移り、11月初旬にかけて黄金色に変わります。
2026年の紅葉見頃は10月15日ごろの予想。訪れる日は、公式の「開花状況」ページで色を確かめてから決めるのが確実です。
見頃の時期は年によって前後します。公園の開花状況ページでは、撮影日つきの写真が随時掲載され、今の色づきがわかります。出発前にここを見て、丘が赤く染まっているかを確認してから予定を組んでください。
2026年は、みはらしの丘に加えて、丘のふもとの「みはらしの里」にも新たに植えられ、あわせて約4万本になりました。公式の「四季のみどころ」では、みはらしの丘の株数を約3万3千本としています。
2026年の開園時間と入園料
秋の開園時間は、9月18日から10月31日までは9時30分から17時、11月1日から3日は9時30分から16時30分です。
ライトアップを開催する9月18日から27日は、17時でいったん閉めずに、そのまま21時30分までの夜間開園に切り替わります(最終入園20時30分)。
休園日は毎週火曜です。ただしコキアカーニバルの期間中は、9月29日をのぞいて毎日開園します。
秋の入園無料日は、9月21日(65歳以上のみ)と、9月26日・27日(どなたでも)です。ただしこの日もライトアップの観覧券は別途必要で、駐車料金もかかります。
入園料は通常、大人(高校生以上)450円、シルバー(65歳以上)210円、中学生以下は無料です。秋には季節料金が上乗せされ、大人800円、シルバー560円になります。
区分 | 通常料金 | 秋の季節料金 |
|---|---|---|
大人(高校生以上) | 450円 | 800円 |
シルバー(65歳以上) | 210円 | 560円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
2026年の季節料金の適用期間は、10月9日から11月3日までです。この期間は入園料に350円が加算されます。真っ赤なコキアを狙う10月中旬は、この期間にあたります。
コキアカーニバルと夜のライトアップ
コキアの季節に合わせて、公園では「きて みて さわって コキアカーニバル」が開かれます。2026年の開催期間は9月18日から11月3日までです。前年は10月の1か月間でしたので、2026年は大きく前倒しされ、期間も長くなりました。
夜の「コキアライトアップ」は、2026年は9月18日から27日までの開催です。点灯は17時30分から21時15分まで、最終入園は20時30分です。荒天の場合は中止になります。
気をつけたいのは、ライトアップの時期のコキアが「緑」だという点です。公園の予想では紅葉の見頃は10月15日ごろで、ライトアップの期間とは重なりません。「真っ赤なコキアが夜に照らされる」わけではないので、目的に合わせて日を選んでください。
夜のライトアップは9月18日〜27日で、観覧券は入園料と別に大人1,000円。このときのコキアは緑で、真っ赤な丘は10月中旬です。
ライトアップの観覧には、入園料とは別に観覧券が必要です。大人(高校生以上)1,000円、小中学生500円、幼児以下は無料です。年間パスポートをお持ちの場合も観覧券は必要で、荒天で中止になっても払い戻しはありません。
17時以降に来園する場合は、西口・翼のゲートで入園券と観覧券のセット券を購入できます。9時30分から17時の間に来園する場合は、観覧券を記念の森レストハウス横の臨時券売所(16時から18時まで販売)で購入してください。
もうひとつ、日中から続けて夜まで見るつもりなら注意が必要です。16時30分から17時までは、開催準備のため「みはらしのエリア」に入れません。いったん丘を下りることになります。
コキアと同時期に見頃のコスモス

秋のみはらしの丘では、コキアと並んでコスモスも咲きます。コスモスの見頃は10月上旬から下旬で、コキアの紅葉とちょうど重なります。丘のふもとには、白いソバの花が咲くエリアもあります。
赤いコキアの丘と、その足元に広がるピンクや赤のコスモス。秋のこの時期だけの組み合わせなので、ふもとの花畑もゆっくり見てまわってください。
アクセスと駐車場
電車の場合、東京駅からJR常磐線の特急で勝田駅まで約85分です。勝田駅東口の2番のりばから茨城交通のバスに乗り、海浜公園西口まで約15分で到着します。
車の場合は、北関東自動車道から常陸那珂有料道路に入り、「ひたち海浜公園IC」を降りてすぐです。
駐車場は西・南・海浜口の3か所です(繁忙期は臨時駐車場も開きます)。みはらしの丘へは、西口ゲートに近い西駐車場が便利です。駐車料金は普通車1日600円です。
ライトアップの日に車で行くなら、閉門の時間に気をつけてください。南駐車場と海浜口駐車場は17時に閉まります。夜は西駐車場(入庫は20時20分まで)か、16時から20時に開く臨時駐車場を使ってください。
手段 | ルート | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
電車+バス | 東京駅→勝田駅(特急約85分)→バス西口(約15分) | 約1時間40分 |
車 | 常陸那珂有料道路「ひたち海浜公園IC」からすぐ | — |
なお10月9日から25日は、海浜口駐車場が観光バス優先になります。この期間に車で向かうなら、西・南・臨時のいずれかの駐車場を見込んでおいてください。
園内を周遊する「シーサイドトレイン」(1日周遊券600円)は、みはらしの丘の近くまで運んでくれます。園内はとても広いので、歩き疲れずにまわりたいときに便利です。
混雑を避けるコツ
コキアが真っ赤になる10月中旬の土日は、公園周辺の道路が渋滞し、駐車場が満車になることもあります。公園は紅葉と混雑の予想を公開しているので、日を決める前に見ておくと確実です。ゆっくりコキアを眺めたいなら、平日か、開園直後の午前中を狙うのがおすすめです。
見頃の時期には、勝田駅から西口ゲートへ向かう臨時の直行バスが運行される年があります。2026年の運行日と運賃は、茨城交通の告知で確かめてください。
真っ赤なコキアが丘を染めるのは、1年のうちほんの1週間から10日ほどです。開花状況をこまめに確かめて日を選び、できれば平日の午前に、いちばんの見頃を狙ってください。
